1870年代フランスに実在したヒゲの女性に着想を得た映画『ロザリー』が5月2日公開。予告編到着

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2025年02月05日 12:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

映画『ロザリー』が5月2日から全国で公開される。

同作は、1870年代のフランスを舞台に、生まれつき多毛症を抱える女性ロザリーがコンプレックスを抱えながらも愛を信じる姿を描いた作品。監督・脚本は『ザ・ダンサー』のステファニー・ディ・ジューストが手がけ、生やした実在の女性クレマンティーヌ・デレに着想を得ている。『第76回カンヌ国際映画祭』ある視点部門に出品され、クィア・パルム賞にノミネートされた。

出演は主人公ロザリー役のナディア・テレスキウィッツ、夫アベル役のブノワ・マジメル。

予告編は体毛をひた隠しにして結婚したロザリーが借金を返すため、「ヒゲのマダムがいる」ことを売りにカフェを繁盛させるシーンをとらえたもの。日本版ポスターには「隠さなければ、いいじゃない」というキャッチコピーとともに、笑顔のロザリーの姿が写し出されている。

【ステファニー・ディ・ジュースト監督のコメント】
父が亡くなり、虚無感と焦燥感を抱える中、「髭の生えた女性」として有名だったクレマンティーヌ・デレという女性が私の心を掴みました。見せ物となるのを拒絶し、一人の女性として人生を歩む欲求を誰よりも持っていたことを知り、時代の偏見に抗い女性らしさを貫く主人公・ロザリーが誕生しました。他人と自分を愛することがロザリーの闘いです。本作を通して無条件の愛、自己受容・自己創造の自由を描くために、髭が不可欠な要素となっています。

© 2024 – TRÉSOR FILMS – GAUMONT – LAURENT DASSAULT ROND-POINT - ARTÉMIS PRODUCTIONS

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  • 16世紀ヨーロッパ、王侯貴族ではなく民間の少女「アントニエッタ・ゴンザレスの肖像」を思い出した。ロザリーと同じく多毛症(狼少女)だが、愛情に溢れ・優しく美しい、イタリア肖像画の佳作。
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