【写真】魅力的なキャラばかり! 恋にスパイスを与える女性キャストたち
■男性医師から王姫へ! 2つのペルソナを好演した国民的女優ヤン・ズー
流れ着いた村で男性医師として働くビン小六(びんしょうりく)の正体は皓レイ(こうれい)国の王姫・小夭(しょうよう)。中国時代劇では男装女子キャラがよく登場するが、本作は冒頭でヒロインが体も男性に変化しているというファンタジー設定なのが面白いところだ。そんな小夭がやがて本来の姿と王姫としての身分を取り戻すと、彼女をめぐるロマンスもさらに盛り上がっていくことに。彼女と固い絆で結ばれた従兄・西炎ソウゲン(せいえんそうげん)、彼女を一途に愛し続ける塗山ケイ(とざんけい)、敵ながら彼女に惹かれていく相柳(そうりゅう)、彼女を妻にと望む赤水豊隆(せきすいほうりゅう)ーーそれぞれの魅力を持つ4人のイケメンたちに愛され運命に翻弄されるヒロインが最終的に結ばれる相手とは? 波乱万丈のラブストーリーは最後まで目が離せない。
ビン小六・小夭を演じるヤン・ズーは子役出身の国民的女優。『これから先の恋』ではシャオ・ジャンと、『沈香の夢:前編〜蓮の花芳る時〜』『沈香の夢:後編〜燃え尽きぬ愛〜』ではチョン・イーと共演、これまでに多くのドラマをヒットさせている実力派だ。本作では奔放な男性としての姿、美しく高貴な女性としての姿の両方になりきった説得力のある演技を披露して、第29回上海電視節・白玉蘭奨最優秀主演女優賞を受賞。彼女が見せる渾身の熱演に心を揺さぶられ涙が止まらなくなってしまうはずだ。
■愛するがゆえに闇堕ちしていく防風意映役にホアン・ツァンツァン
小夭と塗山ケイの恋の行く手を阻むのは、塗山ケイの婚約者である防風意映(ぼうふういえい)。ただし、彼女自身が愛しているのは塗山ケイに敵意を抱く異母兄・塗山篌(とざんこう)。普段はおしとやかなふりをして本音を隠し、塗山ケイを陥れる塗山篌の陰謀に加担していく。いわば悪女の役どころだが、塗山篌を愛する彼女の気持ちは嘘偽りのないもので、彼の弱さも受け入れて尽くす姿はけなげ。果たして防風意映は彼に本当に愛されているのか、利用されているだけなのか? そんなハラハラ感も相まって彼女の策略の行方に目が釘付けとなる。
防風意映を演じるホアン・ツァンツァンは『大宋北斗司〜君は運命のパートナー〜』『白華の姫〜失われた記憶と3つの愛〜』『与鳳行(よほうこう)』などの時代劇でアクションも華麗にこなす芸達者女優。『柳舟恋記(りゅうしゅうれんき)〜皇子とかりそめの花嫁〜』でもヒロインに対抗する悪女役を演じて話題を集めているので要注目だ。
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小夭と西炎ソウゲンの関係に割り込んでくるのが、西炎ソウゲンのお后候補となる辰栄馨悦(しんえいけいえつ)。政治的野心から西炎ソウゲンの妻となることを望む辰栄馨悦は、政略結婚と割り切るのではなく、彼の心も手に入れたいと思う欲張りな性格。そのため、西炎ソウゲンの心が小夭にあると気づくと嫉妬の炎が燃え上がってしまう。もとよりプライドの高いお嬢様だが、子供時代に西炎国で人質となって苦労した経験があり、それが彼女の出世欲と独占欲につながっているのは切ないところ。果たして彼女は幸せになれるのか? 小夭にとって心ならずも敵となってしまう彼女の存在も見逃せない。
辰栄馨悦を演じるワン・ジェンは『賢后 衛子夫』でデビュー。時代劇ドラマの経験が豊富で『白色月光〜愛した人の隠顔(かくれがお)〜』といった現代ミステリーでもキラリと光る演技を見せている。さらに『星漢燦爛』ではウー・レイ演じる主人公の将軍に片想いするこじらせ公主役を好演していただけに、本作での役どころもはまり役だ。
■わがまま女子から立派に成長を遂げる阿念役にダイ・ルーワー
阿念(あねん)は小夭と同じく西炎ソウゲンを兄として慕う従妹で、小夭の異母妹。わがままいっぱいのお姫様で西炎ソウゲンに目一杯甘えて育ってきた。だが、紆余曲折を経て小夭が皓レイ国に戻ってきた結果、自分の居場所を奪われたような気持ちになって癇癪を起こしてしまう。そんな子供っぽい態度だった阿念もストーリーが進むにつれてだんだんと一国の王姫としての自覚が芽生えてきて、小夭と姉妹の絆を築くと同時に、西炎ソウゲンへの想いが恋へと発展していくことに!? なぜか憎めない彼女の成長ぶりも楽しい見どころだ。
阿念を演じるダイ・ルーワーは『駆け抜けろ1996』『クロスファイア』といった青春ドラマで注目され、ラブコメ『ラブ・クロスド〜魔法が解けた王子様〜』に主演。本作でも彼女の持ち味であるハツラツさは健在で、視聴者を引き込んでいく共感度の高い演技を堪能できる。
『長相思』は、DVDリリース中。U‐NEXTで独占先行配信中。
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