清塚信也、子どものためのクラシック音楽フェスへの想い語る「憧れのヒーローのような姿を見せたい」

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2025年02月05日 16:35  ORICON NEWS

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『こども音楽フェスティバル 2025』記者発表に登壇した(左から)高見侑里、清塚信也、角野隼斗、鈴木優人 (C)ORICON NewS inc.
 ピアニストの清塚信也が5日、公式アンバサダーを務める世界最大級の子どもを対象にしたクラシック音楽の祭典『こども音楽フェスティバル 2025』の記者発表に登壇。出演者の中からピアニストの角野隼人、マルチ音楽家の鈴木優人が登壇し、3人でトークを繰り広げた。

【写真】さすがです…!見事な演奏を披露した清塚信也

 同フェスティバルは、ソニー音楽財団とサントリー芸術財団がタッグを組んで開催。2022年に第1回が開催され、来場者約3万人、配信視聴約10万とクラシック音楽のイベントでは異例の動員数を記録した人気イベント。第2回となる今年は“こころ はずむ ひびきあう”をテーマに、4日間にわたって多彩な14公演とイベント、展示を予定。共に音楽に触れる感動と、音楽を分かち合う歓びを子どもたちに伝えていく。

 ステージでは、公式アンバサダーを務めるピアニストの清塚信也、出演者から東大大学院卒業後、数々の賞を受賞しYouTube登録者140万人突破、武道館での単独公演の実績もあるニューヨーク在住の若手ピアニストの角野隼人、指揮・オルガン・作曲家・プロデューサーなど多彩な活動を展開するマルチ音楽家の鈴木優人を交えてトークが行われた。

 清塚が「日本の宝が今ここに3人集まりました!私も入ってます」と一つ笑わせてトークがスタート。そして本イベントに合わせて「子どもたちに音楽を届けるにあたって一番重要なことは?」というテーマに。最初に鈴木は「子どもというのは、ある意味で一番本音で音楽に向き合ってくれるお客さんで、本当に心の底から素直に向かってくれる存在でなんです。それは有り難くもあるし、ちょっと怖くもある。そんな正直なお客さんに、子ども向けだから、ちょっと簡単にしようとかレベルを下げるんじゃなくて、むしろいつもよりも本気の姿と真剣な音楽を聴かせてあげるのが大事かな」と回答。

 次に角野は「自分が楽しむということ。自分が面白い、楽しいと思っているものを、どうしたら子どもたちに伝えられるかを考えたときに、やっぱり自分自身が一番楽しんでる様子を見せるっていうことが一番だと思う。そして、こんなことをしてみたらもっと楽しみ方が広がるということを伝えることも意味があることだと思っています」と答えた。

 2人の話を聴いて「全く同じことを言おうとした」と笑わせてから、清塚は「超一流の方ばかりをお呼び出来ていて、一流の演奏を楽しくお伝えしようとするその姿からは、きっと、“音楽ってルールがあるわけじゃないんだ”ということが伝わると思うんです」と語る。

 「クラシックって伝統を守ることが一つの美学であり芸術であるんですが、それとともに古いからこそ新たな解釈をしたり、我々のフィルターを通すとこういう表現になるよ、現代はこういう風にお届けするよ、ということをお伝えすることで、音楽ってこんなに楽しくて、ルールがなくて、自分がやりたいことを自由に表現できるんだっていう楽しさをお子さんに感じていただきたい。そしてやっぱり憧れられる存在、ヒーローのように多くのみんなをたった一度で引きつけることができる、そういう姿を見せることで、クラシックっていいなと思っていただきたいなと思っております」と力強く語った。

 『こども音楽フェスティバル 2025』は5月3日〜5月6日、東京・港区サントリーホールおよびアーク・カラヤン広場にて開催される。

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