限定公開( 1 )
《未だに中学受験とかに血道を上げてる親ってほんとクソ笑》
実業家のホリエモンこと堀江貴文(52)が中学受験シーズン真っ只中の2月1日、自身のXに投稿したこの一文。賛否ともに大きな反響を呼び、堀江氏は4日に自身のYouTubeチャンネルで発言の真意を解説した。
堀江氏は「受験シーズンということで、中学受験の話題がかなり出ていて、東京に住む親は中学受験に向けて家族全員で必死に努力するんだっていう、涙ぐましい努力をしてるわけですけども、大変ですね」と切り出し、自身は田舎の公立小学校から中学受験を経て九州でトップクラスの中高一貫の進学校に進学したと明かした。
塾に通うことになったきっかけについては、小学校の先生に「ここはあなたの居場所ないから、塾行ったほうがいいよ」と言われたからだといい、堀江氏は「塾の勉強のレベルの高さに驚愕して、小学校4年生の時から塾に行くのが楽しかった」「勉強めちゃくちゃできた。勉強エリートだったから、中学受験超楽しかった」と振り返った。
一方で、「本当に嫌で嫌で嫌でしょうがなかった」という柔道に週3日で通わされていたという堀江氏。塾が楽しかったのは、塾に行く日は柔道に行かなくていいからだったという理由もあったという。さらに、「俺、嫌だもんね。柔道の塾で火木土通ってて、マジで柔道嫌いだし、得意じゃないし、投げ飛ばされるし、サボると体罰食らうし最悪だったから。多分そんな感じだと思いますよ正直、子供にとっては」と自身の柔道を引き合いに出し、塾通いは「勉強できねえやつにとって地獄でしかないからね、ハッキリ言って」と断言した。
|
|
“塾ぐらい行っておかないと”、“私がこの子にしてあげられることはこれしかない”と思い込んでいる親に向けて「ChatGPTとか使ってますか? 使ったらわかると思うんですけど、知能指数100超えてるんで。てことは半分以上の人がChatGPTより賢くないってことなんですよ」と指摘。近い将来はAI技術などによるデジタル化が進み、仕事のあり方も変わってくると予見した。
「だから、勉強が得意なやつはいいけど、勉強が得意じゃないやつに勉強させるって、俺が柔道に通ってるようなもんよ。精神病む人もいると思うよ」といい、無理してレベルの高い進学校に通ったとしても「そうするとついていけないじゃん? やっぱ、自分がこの集団の下位にいる状況ってつらいのよ。わかりますよね?」と問いかけた。
自分と同様に勉強が得意な子どもは「中学受験、苦労しない」とする一方で、「苦労して中学受験に行くようなやつは正直、トップアスリートじゃない」ため「過酷な努力」を求められる上、さらにそこから一流大学を目指すのは「めちゃくちゃつらいと思います」と警告。「それで苦労して4年かけて卒業して、どんな仕事がありますか?ってことなんです」と熱弁をふるった。
今、中学受験をしている子どもたちが大学を卒業する10年後の2035年にはAIが人間の仕事を自動化してるため「週休3日が週休4日になって週休5日ぐらいになるかも」と見通し、記憶力の比重が重い受験勉強で身に付くスキルは「全然役に立たないとは言わないけども、それだけの価値はあんまりないよねっていうことを言いたい。今の現時点でもね。10年後どうかって言ったら、少なくとも今の受験勉強でやってることは全く役に立たない」と断言した。
時代に求められるスキルは身に付かない上、「苦労して中学受験をした末路は“無駄な投資”でした」となるといい、「運動が得意じゃない子に“Jリーガー目指せ”みたいに言ってるようなもんすよ。無理無理。だから、得意なことをこれからはやらせたほうがいい」と私見を述べた。
|
|
その上で、いろいろと試して得意なことを探すべきで、合わないものは「飽きて辞めるんじゃなくて、嫌だから辞めてるんだと。面白くないから、つまんないから辞めてるわけじゃん」といい、「塾に通うのが好きな子どもはあんまいないと思うけど、俺、めちゃくちゃ好きだったからね。だから、中学受験にすげえ頑張ってる人たちに本当申し訳ないんだけど、辞めたほうが身のためだと、僕は思ってます」と締めくくった。
コメント欄では《押し付けるのではなく、その子にあった道を見つけようとすることが親の役目ということですね》《この話は本当に心の底から同意する》《色んなことを経験する機会を作って、得意なことをみつけてあげるのが親の役目ですね》と共感する声が相次いでいた。また、一部では、公立中学の学習環境に不安があるため受験する人もいるとの声もあがっていた。
動画・画像が表示されない場合はこちら
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。