2025スーパーGT富士GTEテスト グッドスマイル 初音ミク AMG 2月6日から2日間、静岡県の富士スピードウェイでスーパーGT GT300クラスに参加する車両を中心とした18台が参加し、GTエントラント協会(GTE)が主催するGT300合同テストが行われる。そんなテストだが、谷口信輝と片岡龍也がドライブするグッドスマイル 初音ミク AMGは、この時季ならでは、チームならではの事情によるカラーリングで登場した。
すでに2024年12月に、今シーズンの体制を発表しているGOODSMILE RACING & Team UKYO。2025年も谷口と片岡のコンビ、そしてメルセデスAMG GT3とヨコハマの組み合わせで参戦することになるが、そんなシーズンの走り出しとも言える2月6〜7日の富士GTEテストには、まるで継ぎ接ぎのようなカラーリングとなったグッドスマイル 初音ミク AMGが登場した。
今回のグッドスマイル 初音ミク AMGだが、フレーム部分はホワイト。ドア、トランクリッドはスーパー耐久シリーズに参戦し、同じRSファインでメンテナンスするTKRI 松永建設AMG GT3のもの。フロント周辺は2024年のカラーリングとなっている。ドア部分にはスーパー耐久のゼッケンが貼られているが、それは隠されフロントフェンダー後部にスーパーGTのゼッケンを貼っている。
いったいなぜこんなカラーリングになっているのかというと、2月9日(日)に千葉県の幕張メッセで開催されるワンダーフェスティバル[冬]で2025年のカラーリングのお披露目を控えているため。多くのファンが期待する新カラーリングをお披露目まで大切にとっておいているからだ。
同じ状況は2023年の富士GTEテストでもあり、このときも同様の対策を採っていた。実はルーフ、リヤフェンダーのフレーム部分はすでに2025年のカラーリングが施されており、ホワイトを貼って隠している。近くで見ると、うっすらとスポンサーロゴが内側に貼られていることが分かる。2023年も同様だったが、ドアとトランクリッドはスペアがないため、TKRIのものを“借りて”おり、スペアがあるフロントまわりのものはそれを使っているというわけだ。
ちなみにチームは2年に一度新車を導入しているが、2024年については新車に新しいカラーリングを施し、2023年用の車両でGTEテストに参加していたことから、この状況にはならなかった。
2月9日のワンダーフェスティバル[冬]ではいったいどんなカラーリングとなっているだろうか。ファンのみならず楽しみにしたいところだ。