自民党の保守系議員連盟「創生日本」は5日、国会内で総会を開き、近く再開される選択的夫婦別姓制度を巡る党内論議に向けて対応を協議した。会長代行の中曽根弘文元外相は「世論調査では同姓維持、旧姓使用(拡大)という意見が多い。国民の声を受け止めなければいけない」と述べ、旧姓の通称使用拡大を目指そうと呼び掛けた。
総会には萩生田光一、高市早苗、小林鷹之各氏ら約40人が出席。木原稔事務局長によると、出席議員からは「戸籍を大事にすべきだ」などと別姓導入への慎重論が上がった。
自民党保守系議員連盟「創生日本」総会に出席する高市早苗前経済安全保障担当相(中央)ら=5日午後、国会内