【動画】松たか子&松村北斗の運命を描く『ファーストキス 1ST KISS』ロングトレーラー
本作は、脚本家の坂元裕二と監督の塚原あゆ子が初タッグを組んだオリジナル劇場公開作品。普通の人生では起こり得ない「奇跡」を軸にしたラブストーリーだ。
事故で夫を亡くし、夫と出会う日にタイムトラベルをする主人公・硯(すずり)カンナを演じるのは、松たか子。そして、硯カンナの夫・硯駈(かける)を演じるのは、SixTONESの松村北斗。初共演にして夫婦役となった2人に加え、硯駈の大学の教授・天馬市郎を演じるリリー・フランキー、天馬市郎の娘・天馬里津を演じる吉岡里帆、硯カンナとともに働く美術スタッフ・世木杏里を演じる森七菜ら実力派俳優が結集した。
ロングトレーラーでは、「君は柿ピーの柿が好きで、僕はピーナッツが好き」という駈(松村)のキュンとするプロポーズから始まり、一転、突然夫を亡くしたカンナ(松)が、タイムトラベルで夫の死を回避しようともがく姿が描かれる。「私たちは出会わない、結婚しない―」と涙ながらに運命に抗うカンナに、最後は駈が「あなたは、僕の、妻ですかー?」と衝撃のひとことを告げるシーンで予告は幕を閉じる。
この度、本作をいち早く鑑賞した著名人から感想が到着。脚本家の生方美久は「人生は、『もう一回!』の懇願を繰り返して漸く『もう二度とない』に気付けるものだと、やさしく教えてくれる映画でした」、アーティスト・小説家の加藤シゲアキは「思い出に飛び込めば他者を、そして自分自身を救えるのだろうか。運命とするには残酷なこの物語は、吹けば崩れそうな頼りなさを帯びて美しい」、小説家の凪良ゆうからは「こんな素敵な恋愛映画を見たのはいつ以来でしょう。『ファーストキス 1ST KISS』を見終わり、溜め息と涙を溢しながらしばし呆然としていました」と絶賛コメントが届けられた。
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映画『ファーストキス 1ST KISS』は、2月7日より全国公開。
※著名人コメント一覧は以下の通り。
<著名人コメント>(五十音順)
■麻布競馬場(小説家)
不幸な終わりを迎えた恋にも、必ず幸せな始まりがあった。見覚えのある後悔が胸に突き刺さるたび、すれ違ってしまった誰かのことを思い出してしまう。恋愛や結婚に飽き飽きしている人にこそ見てほしい。
■上田誠(劇作家・脚本家)
地元で伝説の坂元先輩から呼び出され、光より速く胸ぐらを掴まれた気分です。出だしそのくらいの体感だった。気づいたら車に乗ってて知らないルートをあちこち連れ回され、最後にはどえらい夜景を見せられた。
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人生は、「もう一回!」の懇願を繰り返して漸く「もう二度とない」に気付けるものだと、やさしく教えてくれる映画でした。生活は靴下。
■加藤シゲアキ(アーティスト・小説家)
どんなに関係が悪い夫婦も一度は恋をしたはず、なのに———
思い出に飛び込めば他者を、そして自分自身を救えるのだろうか。
運命とするには残酷なこの物語は、吹けば崩れそうな頼りなさを帯びて美しい。
■コナリミサト(漫画家)
繰り返しタイムトラベルをこころみるカンナさんのその恋模様に心の臓のやわらかいところを爪でカリカリ甘く引っ掻かれてうっとりしてたら突如立てた爪でずぶりと刺されて盛り抜きで劇中3回泣いた。今そばにいる人のこと大切にしたいって思った。
■佐伯ポインティ(マルチタレント)
挨拶する。一緒にご飯を食べる。感謝を伝える。相手をしっかり観察する。人と人が過ごす上で大事なことってこれじゃないかな、と坂元裕二が教えてくれた感じがしました。
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■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
当たり前のように平和な1日を過ごして、友人や家族や同僚と会って話して…。そんな何気ない日々が、実は無数の小さな選択の上に成り立っていて、次元の薄皮1枚隔てたところでは大変な事件や事故が起きている…。『ファーストキス 1ST KISS』を観たあとは、普通の日々や周りの人々に感謝がわいてきます。
パラレルワールドが無数に存在するという説がありますが、それにしても主人公のカンナはパラレルワールドを作りすぎ。でも失敗しても世界線を移動するくらいの気持ちで生きていけば良いと、勇気をもらいました。この名作が、パラレルワールドのハリウッドでリメイクされる未来が見えます。
■鈴木おさむ
坂元裕二さん!これです! こんな物語を待ってました!
大人が見て、言葉が刺さりまくり、時に痛く、時に笑いながらも、気づくと泣くしかないラブストーリー。でも、あったかい。
日本の映画で、こんなラブストーリーが見られる日を待っている自分がいました。
夫婦こそ、見るべき、最高の映画。
■鈴木敏夫(スタジオジブリ)
松たか子の芝居の間がいい。間や仕草がキャラクターを作っている。むろん、坂元裕二の脚本、塚原あゆ子の演出も、本当に見ていて気持ちが良かった。
■凪良ゆう(小説家)
こんな素敵な恋愛映画を見たのはいつ以来でしょう。『ファーストキス 1ST KISS』を見終わり、溜め息と涙を溢しながらしばし呆然としていました。
かつて愛し合った二人の愛が冷めてしまったとき、そこに存在した愛は間違いだったのでしょうか。そうして奇跡が起こり、手に届く愛の形が蘇ったとき、人は何を思うのでしょうか。やり直すことができるならば、人は違う道を選ぶのでしょうか。それとも、同じ道を選ぶのでしょうか。いつだって人生は選択の連続で、その積み重ねが今を作ります。きっと、物語も同じなのでしょう。
■町山智浩(映画評論家)
最近、タイムリープ映画が多すぎると思いません? でも、この『ファーストキス 1ST KISS』はちょっと違います。
さんざん笑わされながら、身近な人たちがもっと大切になります。人生は本当は一度きりだから。