「関心集めるため、こうするしかない」 岸田前首相襲撃で被告人質問

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2025年02月06日 11:28  毎日新聞

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毎日新聞

木村隆二被告=和歌山市で2023年4月17日、大西岳彦撮影

 和歌山市の漁港で2年前、岸田文雄前首相のそばにパイプ爆弾を投げつけたとして、殺人未遂などの罪に問われている木村隆二被告(25)は6日、和歌山地裁で開かれた第3回公判の被告人質問で、事件の動機について「世間的な関心を集めるためにはこうするしかなかった」と述べた。


 被告は国政選挙の被選挙権に年齢制限があるのは憲法に反するとして、国を相手に訴訟を起こして敗訴している。


 この裁判について被告は代理人を立てず、インターネット上で調べて訴状を書いたと説明。「裁判をしても棄却されると思っていて実際に棄却された。注目もされなかった」と振り返った。


 被告は高校卒業後、栄養士になろうとして調理の専門学校へ。その後は教師を目指して2020年から大学の通信課程で学んでいた。勉強していくうちに子供たちの栄養不足に関心を持つようになり、政治家を目指したと明らかにした。


 被告は4日の初公判で「殺意はありません」と述べ、爆弾の製造・使用についても「人を害する目的ではなかった」と話していた。


 事件は2023年4月15日、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で発生。衆院和歌山1区補選の応援演説に訪れた岸田氏らのそばに爆弾が投げつけられ、聴衆と警察官の2人が軽傷を負った。【藤木俊治、安西李姫、駒木智一】



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