【カーリング】ロコ・ソラーレ“勝率100%”パターンで4連勝 藤沢「もう少し楽にできた」

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2025年02月06日 11:54  日刊スポーツ

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ロコ・ソラーレ対チーム御代田 第2エンド、指示を出すロコ・ソラーレ吉田知(撮影・横山健太)

<カーリング日本選手権:ロコ・ソラーレ7−6チーム御代田>◇6日◇横浜BUNTAI◇女子◇2次リーグ



女子で18年平昌銅、22年北京銀と五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、2次リーグ(L)初戦を白星で飾った。


チーム御代田との1次L2位対決を制し4連勝。1次Lで対戦したチームとの対戦成績を持ち越し、2勝1敗とした。26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦にまた1歩近づいた。


開始から3エンド(E)連続得点に成功した。第1Eで着実にストーンをため2点先制。不利な先攻だった第2、3Eと相手のミスを誘い、立て続けにスチールに成功した。


初戦の北海道銀行は先制点を許し黒星を喫したが、以降の3戦は先制して白星を挙げていた。“勝率100%”の得意パターンに持ち込み、勢いに乗った。


しかし後半、第6Eで3点を奪われる。第10Eで1点をスチールされ、延長戦に突入。辛くも1点を追加し、7−6で逃げ切った。スキップ藤沢五月(33)は「私がもう少し精度を挙げられれば、もうちょっと楽にできた。チームメートに助けられた」と感謝した。


この日、五輪開幕までちょうど1年となった。9月までに行われる代表決定戦進出には、今大会で決勝トーナメント(T)進出が必須。このまま1敗をキープすれば、決戦への道が見えてくる。5日の試合後、藤沢は「オリンピックに行ける実力、人間性、アスリートとしての態度ができているチームが最終的に勝っていく。その姿をロコ・ソラーレとしてお見せしたい」と宣言していた。


午後6時からは、1次Lで唯一4連勝を決めたフォルティウスと対戦。五輪を争うライバルとの一戦に挑む。


◆日本選手権の大会方式 1次Lは5チームずつ2組に分かれる。総当たりで争い、上位3チームずつ(計6チーム)が2次Lに進出。2次Lは、1次Lで対戦したチームとの勝敗は持ち越し。対戦のない別組3チームと対戦し、勝敗数、直接対決の勝敗、の順で順位を決定。2、3位は準決勝に進み、勝者が決勝で1位と対戦する。


◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 最大3チームが9月末までに行われる代表候補決定戦に進む。(1)24年日本選手権優勝(同年世界選手権出場)、(2)25年日本選手権優勝(同年世界選手権出場)、(3)世界ランク最上位(日本選手権決勝3日前時点)ただし24、25年日本選手権3位以内が条件。女子はSC軽井沢クが(1)を満たす。ロコ・ソラーレは3位以内に入れば(3)で決定戦に進出できる。他チームは(2)が必須になる。


◆26年ミラノ・コルティナ五輪の国別出場権獲得条件 出場枠は10。24、25年の世界選手権のポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)に出場権が与えられる。24年はSC軽井沢クが出場し11位で3ポイントを獲得。今大会優勝チームが出場する世界選手権(3月、韓国)では好成績が求められる。逃した場合は、12月開催予定の五輪最終予選で残り2枠を争う。


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