今冬にアル・ヒラルからサントスへ移籍したブラジル代表FWネイマールが、加入後初の公式戦出場を果たした。
17歳の時にサントスでプロデビューを飾ったネイマールは、2013年夏に加入したバルセロナで公式戦186試合出場105ゴール76アシストという成績を残し、4年間で9つのタイトル獲得に貢献。その後、パリ・サンジェルマン(PSG)を経て、2023年夏にアル・ヒラルへ活躍の場を移すも、同年10月に左ひざ前十字じん帯と半月板を損傷する大ケガを負い、1年以上に渡る戦線離脱を強いられることとなった。
昨年10月には約1年ぶりの実戦復帰を果たしたものの、コンディション面の問題により、サウジ・プロフェッショナルリーグ後半戦の登録メンバーからは外れることに。そうした中、6月末まで残っていた契約を今冬に解除し、古巣サントスへの復帰を決断した。
先月31日に加入が正式発表されたネイマールは、現地時間5日に行われたカンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)第7節ボタフォゴ戦で復帰後初出場を果たした。この日、33歳の誕生日を迎えた“クラッキ”はベンチスタートとなったものの、後半開始と同時にピッチへ。エースナンバー「10」のユニフォームに袖を通し、元鹿島アントラーズのMFディエゴ・ピトゥカからキャプテンのアームバンドを引き継いだとブラジルメディア『グローボ』は伝えている。
なお、試合はサントスが38分にPKで先制したものの、67分にボタフォゴが1点を返して試合は振り出しに。71分にはボタフォゴに退場者が出たが、サントスは数的有利を活かせず、1−1のドローに終わっている。『グローボ』によると、ネイマールはラストパスや積極的なシュートでチームの攻撃を牽引したようだ。