ジャ・ジャンクー監督の最新作『新世紀ロマンティクス』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。
名匠ジャ・ジャンクーが総製作期間22年をかけて完成させた本作は、21世紀初頭から現在までの世界の変化を捉えながら、戻らぬ恋人ビンを探すチャオ(チャオ・タオ)の姿を描く。
この度解禁された予告編は、ロボットが主人公チャオに話しかけるシーンから始まり、コロナ禍の2022年や三峡ダム建設中の2006年など、時代を超えた映像が展開される。
ディスコミュージックに彩られた2001年、「ミレニアムの幕開けから、怒涛の変貌を遂げた現在へ」という言葉通りに目まぐるしい映像の中、チャオと恋人ビンに別れが訪れる。そして、すっかり都会化し様変わりした故郷でふたりは再会する…。
終始、一言も言葉を発さない、異色の主人公チャオはどのような22年を生き、なにを選び取るのだろうか。
ポスタービジュアルは紙面いっぱいにタイトルが置かれたインパクトが強い1枚。ビンの背中を見つめるようなチャオと、夜の広大な長江が印象的だ。
「記憶の、モンタージュ」というキャッチコピーが表すように、ポスター内にもいくつものモンタージュが散りばめられている。22年の時間の波がふたりをどう変えていくのか気になるビジュアルが完成した。
『新世紀ロマンティクス』は5月9日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)