東京2025世界陸上でアンバサダーを務める織田裕二さん(57)が6日、都内で「スペシャルアンバサダー織田裕二さんへの取材機会」と「記者懇談会」を行った。今回スペシャルアンバサダーに就任した織田さんは「楽しみでしょうがない」と意気込み、東京開催へ向け熱く語った。
織田さんはTBSで世界陸上の中継をスタートした1997年のアテネ大会から2022年のオレゴン大会まで、25年にわたり13大会連続でメインキャスターを務めた。「皆さんと一緒に34年ぶりの東京なので、多分僕はこれが最後だと思ってるんで、もう見れないだろうなと思ってるくらいなので、この貴重な東京大会をぜひ9日間満喫したいなと思っております」と今回の世界陸上が“最後”と明かし心境を語った。
長年に渡り世界陸上を間近で見てきた織田さん。「たった1秒で天国と地獄の両方を味わえて、ほぼ地獄の人だらけっていうのは当たり前ですよね。あれだけの選手たちが競い合って1位になって本当に喜べるのは1人しかいない」と自身が感じてきた陸上の厳しさを語った。
34年ぶりの東京開催については「東京で世界陸上を見たことがないので、わからないんですよ。実感が湧かないっていうか」と話すも「東京っていう場所でやる、地元の風が吹いたら一番いい色のメダルも見えてきたら嬉しいなって、どんどん夢は膨らんじゃうんですね」と開催を心待ちにするコメントも口にした。
東京大会への期待について問われると「やっぱり日本ってすげえなって、海外から見に来てくれたお客さん、そしてそこに感動してくれてるお客様を見て浸る日本人を見たりしてね。細やかな気配りとかちょっとした清潔感であったりとか。元々日本が持ってたいいものをもう何か誇れるかなっていうふうになったらいいしそこに全力を尽くしてほしいっていう楽しい大会を見てみたい」と自国での開催に対し強い思いを話した。
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最後に織田さんは「このチャンスにぜひ一度生で陸上というものを見てみてもいいんじゃないかと思います。これ以上陸上の大会はないので、世界一が集まっている大会なので」と力強く語り世界陸上をアピール。
“東京2025世界陸上”は9月13日〜21日までの9日間、国立競技場をメインに行われる。約200の国と地域から約2000名の選手が集まり49種目の中から世界一を目指す。すでに女子やり投でブタペスト2023世界陸上、パリオリンピック™で共に金メダルを獲得した北口榛花(26、JAL)は日本代表に内定している。