松本清張「天城越え」映像化 生田絵梨花が主演に

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2025年02月06日 16:01  cinemacafe.net

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生田絵梨花
松本清張の不朽の名作「天城越え」の映像化が決定。生田絵梨花が、主人公・ハナ役に挑む。

昭和31年。静岡県で印刷業を営む望月次郎は、定年間近の田島刑事から「刑事捜査資料」の印刷を頼まれる。その犯罪事例の中には、時効を過ぎた土木作業員殺害事件の記述があった。

事件には、「修善寺の遊女」大塚ハナと、天城トンネル付近で目撃された少年が関わっていた。資料を読み、望月の封印していた記憶がよみがえる。「少年」は31年前の自分だった。そして大塚ハナは、初恋の女性だ。

当時、はだしのまま手に手をとって天城峠を越えた、数時間の恋。夢のような時間のあと、自分と別れたハナは土木作業員を殺し、逮捕されたのだった。警察署での田島の強引な取り調べに、殺害を自供したのはハナ。だが、不自然な自供ではあった。そしていま、田島刑事はなぜ望月を訪ねて来たのか――。

松本清張版「伊豆の踊子」といわれる「天城越え」は、これまでも映像化によって数々のスターを生みだしてきた。

忘れられない、たいせつなひとが、もし自分の罪をかばっていたら――SNSで簡単に画像を拡散できてしまう時代だからこそ、色あせない記憶の尊さ、そして永遠に消えない贖罪を描く。

生田が演じる大塚ハナは、伊豆・修善寺の遊郭にいた遊女。店を抜け出して天城峠を越えようとする途中で、家出してきた望月次郎少年と出会う。その後、殺人容疑で捕まり、警察の取り調べに対しても強情で、無実を主張し続ける。

「過去作品を拝見したとき、自分に務まるだろうかと少しこわくなりました。ハナの生きてきた境遇や心の内を、令和に生きる自分がどれだけ想像しきれるだろうかと思ったのです」と話すも、「クランクインする前にスタッフの皆さまと話し合いを重ねられたこと、そして初めて扮装を纏ってカメラ前に立った時、監督から『ハナだ』と言っていただけたことで、抱えていた心配を拭ってスタートを切ることができました」と心境の変化を語っている。

特集ドラマ「天城越え」は5月10日(土)19時30分〜NHK BSP4K、6月14日(土)21時〜、3月23日(日)21時〜NHK BS8Kにて放送。





(シネマカフェ編集部)

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