■第25回オリンピック冬季競技大会女子アイスホッケー最終予選 日本 7−1 フランス（6日、北海道・苫小牧）
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™女子アイスホッケー最終予選が6日、苫小牧で行われ、グループGの日本（世界ランク7位）は第1戦でフランス（同13位）と対戦し、伊藤麻琴（20、TOYOTAシグナス）、輪島夢叶（22、道路建設ペリグリン）が共に2ゴール挙げるなど7−1で勝利した。
最終予選は3つのグループに分かれて争われ、グループ内で1位になれば、ミラノ・コルティナ五輪の出場権を獲得する。4大会連続5度目の五輪出場を狙う”スマイルジャパン”が愛称のアイスホッケー女子日本代表は第1ピリオド、2分、伊藤麻琴（20、TOYOTAシグナス）がフランスディフェンスが整う前に遠目からシュートを放つとパックはゴールに吸い込まれ、日本が先制した。
先制した日本だったがその後はフランスに押し込まれる展開もキーパー・増原海夕（23、道路建設ペリグリン）が好セーブでゴールを守った。フランスには去年12月、デンマークで行われた4か国トーナメントでは2-3と逆転負けを喫したが、7分、キャプテン・小池詩織（31、道路建設ペリグリン）からパックを受けた輪島夢叶（22、道路建設ペリグリン）が持ち込んで2点目、日本が優位に試合を進めた。
さらに15分、ディフェンスの人里亜矢可（30、Linköping HC/スウェーデン）が攻撃参加し、中央からシュートを狙うとキーパーに弾かれたが、輪島がこぼれたところをしっかり押し込み、日本が3点目を奪った。
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試合のリズムをつかんだ日本は第2ピリオド3分、ミドルシュートのこぼれたところを小山玲弥（24、SEIBUプリンセスラビッツ）が拾い、角度のないところからゴールを決めて4−0とリードを広げた。4分には細山田茜（32、道路建設ペリグリン）がペナルティで2分間退場となったが1人少ない状態でもフランスの攻撃をしのぎ、得点を与えなかった。
8分、志賀紅音（23、Luleå HF/スウェーデン）が個人技でフランスディフェンスを翻弄し、持ち込み中央の伊東へ、これをしっかり押し込み、この日2点目を挙げた。しかし、第2ピリオド終了間際、フランスに1点を返され5−1。
第3ピリオド、2分、左サイドから野呂莉里（20、Daishin）が持ち込むと、パックを上手く上げて角度のないところからゴール右上に叩き込み6−1と突き放した。さらに人里のパスを関夏菜美（24、SEIBUプリンセスラビッツ）がロングシュート、ゴール左上に決まり7−1と大量リードとなった。
スマイルジャパンは最後まで集中力を切らさず、第1戦を快勝し、4大会連続5度目の冬季五輪出場に向けて好スタートを切った。この試合、日本のベストプレーヤー賞にはゴールマウスを守り切った増原が選ばれた。
一方、8日にスマイルジャパンと対戦するポーランドは第1戦で延長の末、中国に敗れて黒星スタートとなった。
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【日本代表試合日程】会場：nepiaアイスアリーナ（北海道/苫小牧市）
2月6日 日本 7−1 フランス
2月8日 ポーランドvs日本
2月9日 日本vs中国
【ミラノ・コルティナ五輪アイスホッケー女子最終予選 代表メンバー】★は北京五輪代表
■GK（ゴールキーパー）
増原海夕（23、道路建設ペリグリン）★
川口莉子（20、Daishin）
黒丸春香（17、CrystalBlades）
■DF（ディフェンダー）
細山田茜（32、道路建設ペリグリン）★
小池詩織（31、道路建設ペリグリン）★
人里亜矢可（30、Linköping HC/スウェーデン）★
志賀葵（25、TOYOTAシグナス）★
関夏菜美（24、SEIBUプリンセスラビッツ）
山下栞（22、SEIBUプリンセスラビッツ）★
佐藤虹羽（18、Daishin）
■FW（フォワード）
浮田留衣（28、Daishin）★
前田涼風（28、道路建設ペリグリン）★
永野元佳乃（26、SEIBUプリンセスラビッツ）
三浦芽依（26、TOYOTAシグナス）★
黒須若菜（24、道路建設ペリグリン）
小山玲弥（24、SEIBUプリンセスラビッツ）★
山下光（24、SEIBUプリンセスラビッツ）★
志賀紅音（23、Luleå HF/スウェーデン）★
多田藍（18、Daishin）
輪島夢叶（22、道路建設ペリグリン）
伊藤麻琴（20、TOYOTAシグナス）
野呂里桜（20、Daishin）
野呂莉里（20、Daishin）
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