粉飾決算で融資金3000万円詐取容疑　会社役員ら逮捕　大阪

　粉飾した決算書を金融機関に示して融資金を詐取したとして、大阪府警は6日、電気工事会社「メインサービス」（大阪市西淀川区、破産手続き中）の元役員、山本真希容疑者（51）＝吹田市南吹田＝を詐欺容疑で逮捕した。

　また、同社に経営指導をしていた経営コンサルタント、平井登容疑者（50）＝大阪市淀川区＝も同じ容疑で再逮捕した。

　2人の容疑は2022年9〜11月、メインサービスの財務状況を良好に見せかけたうその決算書を金融機関に提出し、融資金3000万円をだまし取ったとしている。府警は2人の認否を明らかにしていない。

　平井容疑者は大阪市の清掃会社や電気工事会社の決算書を粉飾し融資金を詐取したとして、これまで2回逮捕・起訴されていた。関係者によると、これらの会社とメインサービスはグループ会社とされる。【川地隆史】