負傷交代時には涙も流したリサンドロ・マルティネス [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドは6日、同クラブに所属するアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが、左ひざ前十字じん帯損傷に見舞われたことを発表した。
L・マルティネスは今月2日に行われたプレミアリーグ第24節クリスタル・パレス戦(●0−2)に先発出場していたものの、1点ビハインドで迎えた同試合の76分、自陣左サイドでスルーパスを処理しようとした際に左ひざを捻り、ピッチに倒れ込む。即座にベンチに交代を要求し、涙を流しながら担架に乗せられ、82分にピッチを後にしていた。
試合後にはルベン・アモリム監督が「深刻な状況だと思う。我々にとってはつらい出来事だ。選手であるならば、深刻な時は自分自身がわかるもので、それを彼は感じていた」などと、長期離脱となる可能性があることを示唆。同試合の4日後、マンチェスター・ユナイテッドはL・マルティネスの負傷状況を報告し、前十字じん帯を損傷したことを明らかにした。
現在クラブは適切な治療方針とリハビリの期間を決定している段階で、具体的な離脱期間は明かされていない。「マンチェスター・ユナイテッドにかかわるすべての人々が、リサンドロ・マルティネスの回復を祈るとともに、その一歩一歩を共にサポートしていく」とメッセージを発している。
ケガの種類を考慮すると、2024−25シーズン中にL・マルティネスが公式戦のピッチに戻ってくることは難しいと予想される。『BBC』や『スカイスポーツ』など複数の大手イギリスメディアも、少なくとも今シーズンは残りの公式戦全試合を欠場すると指摘した。
現在27歳のL・マルティネスは、2022年夏にアヤックスからマンチェスター・ユナイテッドへ加入すると、即座にセンターバックの定位置を確保。在籍およそ2年半で公式戦91試合出場3ゴールを記録しているが、一方でケガに悩まされることも少なくはなかった。今季はここまで大きな負傷はなく、公式戦32試合のピッチに立って2ゴールを挙げていたものの、無念の長期離脱が決定。プレミアリーグで13位に沈むマンチェスター・ユナイテッドにとっても、“守備の要”の不在は大きな痛手となりそうだ。
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