小椋藍、ロングランでタイヤの理解深まる「事前テストよりもずっと速く走れた」/マレーシア公式テスト2日目

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2025年02月06日 23:40  AUTOSPORT web

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小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGPマレーシア公式テスト 2日目
 2月6日、2025年シーズンのロードレース世界選手権 MotoGPクラスのマレーシア公式テスト2日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は18番手で終えた。

 事前のシェイクダウンテストから新型アプリリアRS-GPへの適応を進めるとともに、新パーツの評価にも着手している小椋。初日は転倒があったものの、様々なタイヤのテストにも取り組み順調にプログラムを消化し、少しずつマシンの特性も掴めてきている様子も感じられる。

 初日は転倒が相次ぎ、ワークスのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)とチームメイトのラウル・フェルナンデスが初日の転倒で怪我を負ったため早々に離脱。それでも小椋はテストを遂行し、最終的に58周を完了して自己ベストは1分58秒763と、アプリリア最上位で終えた。ただ、チームとしては2日目以降、小椋ひとりでテストに取り組むこととなった。

 2日目は、初日に引き続きさまざまな走行距離でのミシュランタイヤの評価とマシンのセットアップ、そしてレースの実践練習も行っていた。ただ、ロングランに専念していたとのことで、時折小雨に見舞われた影響もあって最終的にはタイムアタックができないままテストを終えることとなったという。そのため、タイムは1分58秒611の総合18番手で終えているが、小椋にとっては収穫の多いポジティブな1日になったという。

 マレーシア公式テストは、残すところあと1日となった。ここまで順調にプログラムを進めている小椋は、この数日においてもとても成長ぶりが窺える。最終日は天候次第でタイムアタックもすることになりそうだが、どこまでタイムを縮めることができるだろうか。

■トラックハウス・MotoGPチーム
小椋藍(60周/総合18番手)
「今日も良い一日でした。ロングランに集中し、ほとんどの時間をユーズドタイヤで走ったことで、以前よりタイヤのことをより理解できるようになりました。また、レースのシミュレーションも行いましたが、シェイクダウンテストで走ったときよりもずっと速く走れました」

「これはルーキーにとって上達するために必要なステップだと思いますし、この日の結果には満足しています。明日は楽しい一日になりそうです。引き続きテストメニューに取り組んでいきます」

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