2月5日、吉本興業に激震が走った。人気お笑い芸人ダイタクの吉本大と、9番街レトロのなかむら★しゅんが違法オンラインカジノに関与した疑いで警視庁から事情聴取を受けたと各社が報じたのだ。吉本は一部の所属タレントにコンプライアンス違反の疑いが判明し、活動を自粛させることを発表した。
“悪夢の二の舞”を心配する声
「ダイタクは昨年、コンビ結成15年のラストイヤーで『M-1グランプリ』の初の決勝進出を果たして注目を浴びた双子漫才師。芸歴7年のコンビである9番街レトロも、昨年7月から同じく若手のナイチンゲールダンスとともに冠番組『ナイチン街レトロ』を受け持つなど、2組とも将来を嘱望されていました」(芸能ジャーナリスト)
影響はすでにさまざまなメディアに及んでいる。
ダイタクは4日に出演予定だった『相席食堂』(ABCテレビ)の出演シーンがカットされた。同日の企画は、昨年の『M-1』ファイナリストが全組登場し、街ぶらロケのおもしろさを競い合う「街ブラ-1グランプリ」だったが、彼らの姿だけなかった。8日に出演する予定だった『ゴッドタン』も放送を差し替え、過去の放送回を再放送することが決定している。
9番街レトロ・なかむらに関してもすでに先月、『ハチミツ』(フジテレビ系)、また『ナイチン街レトロ』の当面の出演見合わせが発表されている。
吉本は当初「一部のタレント」と彼らの実名は公表せずに活動自粛を報告していたが、この問題に関して人々は事態の“深刻化”を心配している。
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《“一部のタレント”が指すのはこの二人だけなのか》
《ダイタク、9番街レトロだけで済むんだろうか(中略)今回のオンラインカジノの事件が氷山の一角になっているのでは》
《果たしてダイタクや、9番街レトロだけなのか? 蔓延っているんじゃないのか? 吉本興業》
ほかにも違法賭博に手を染めている芸人仲間がいるのではないかという声が殺到しているのだ。「あの事件のように発展しなければいいのですが」と不安視するのは芸能プロダクション関係者。
「芸人は横のつながりが深いですからね。その代表的な例が、2019年6月に発覚した“闇営業”騒動です。その5年前の2014年、元雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら吉本所属の芸人11人が、事務所を通さずに特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合に参加。一定の金銭を受け取った“闇営業”をしていたとして、一斉謹慎処分になった前代未聞の騒動です。
この件で宮迫は吉本を出てコンビも解散。田村も現在はフリーで活動しています。他の参加芸人も、このあおりを受けて露出がめっきり少なくなりました。吉本はこの一件以来、再発防止を誓い、芸人にコンプライアンス研修を行うなど再教育を実施しましたが、あれから6年が経過し、その啓発が後輩たちにも行き届いていればいいのですが……」
連日ワイドショーを賑わせた吉本の黒歴史“闇営業”騒動。その悪夢のニの舞は避けたいところ。
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