■「あなたの『人生のラブソング』は?」 依頼者は大阪府の女性(36)。結婚して10年になる依頼者は結婚前に、東京と大阪で、いわゆる遠距離恋愛をしていた。当時20代、社会人になったばかりでお互い忙しく、一ヶ月に1回どちらかが夜行バスで会いに行くのがやっと。早く彼に会いたいという、はやる気持ちを胸に、大阪行きの夜行バスではDREAMS COME TRUEの「大阪LOVER」を聴いていた。歌詞が自分と重なり、依頼者にとってまさに、青春がぎゅっと詰まった「人生のラブソング」なのだ。今では夫婦とも年齢を重ねた依頼者だが、『大阪LOVER』を聴くと、懐かしく、愛おしい気持ちになる。そこで、街ゆく人の「人生のラブソング」を聞いてほしい。その曲と一緒に、いろんな人の甘酸っぱい思い出も聞いてみたい、というもの。結婚28年を迎えたラブラブカップルが、高校時代に彼の部屋で聞いていたと話す「はじまりはいつも雨」と答えれば、友達の彼女を好きになったが、友情を取ったという男性は「TRUE LOVE」を挙げた。老若男女、さまざまな曲が飛び出す。最後に「青春!」と言いながらVサインを出す仙人のような風体の男性が、「思い出すと寂しくなる」と語った演歌の名曲とは。