【写真】『BTTF新吹替版』新キャストと演じたキャラを写真でチェック!
同シリーズは、ロバート・ゼメキス監督、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による、タイムトラベルをテーマとしたSF映画。高校生のマーティとマッドサイエンティストのドクが、ドクが発明したタイムマシンによって引き起こされるさまざまなトラブルを解決しようと奮闘する。今年は第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開されてから40年となる。
ミュージシャンを目指しているお調子者の高校生、主人公のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)を演じるのは、宮野真守。タイムマシンを発明するマッドな発明家“ドク”ことエメット・ブラウン(クリストファー・ロイド)を山寺宏一が演じる。
いよいよ1作目が放送される本日2月7日、新吹替版キャストの森川智之、沢城みゆき、三宅健太からのコメントが到着。
SF小説好きで変わり者、小心者で、一生懸命だけど空回りしてしまう…。そんなコミカルなキャラクターであるマーティの父親のジョージ・マクフライ(クリスピン・グローヴァー)を演じるのは森川智之。森川はトム・クルーズや、ユアン・マクレガー、キアヌ・リーブスなど数々のカッコいいハリウッド俳優の吹替を務めている。そんな二枚目のキャラクターだけでなく、「クレヨンしんちゃん」シリーズでは、しんちゃんの父・野原ひろし役を務めるなど、コミカルな演技も秀逸。今回も、思わず笑ってしまう演技を披露している。
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過去へタイムトラベルしてきた息子のマーティに恋をしてしまう母ロレイン・マクフライ(リー・トンプソン)役は、沢城みゆき。『デ・ジ・キャラット』のぷちこ役、『ルパン三世』の峰不二子役、『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』の鬼太郎、『HUNTER×HUNTER』のクラピカなど、かわいい少女役から、大人の女性役まであらゆる役柄をこなす七色の声を持つ声優だ。
沢城は「お気に入りのシーンは、ロレインが車の中でマーティにキスするシーンです。キスしたとたん!直前までの胸の高鳴りはどこへやら、違和感で急にスッと素に戻ってしまう、心がジェットコースターのような場面です。時を越えた“息子”とのキスシーンなんて、この作品以外ではなかなか出会えないであろう稀有な1シーンだと思います」とアピール。
シリーズを通しての悪役で、度々トラブルを巻き起こす悪漢。それでいてどこか憎めないビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)を演じたのは、三宅健太。『僕のヒーローアカデミア』ではオールマイト役、『THE FIRST SLAM DUNK』では主将の赤木剛憲役、『アベンジャーズ』ではソー役と、筋骨隆々な役柄で定評のある声優だ。マーティ役の宮野真守とは、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で共演、宮野演じるマリオに立ちはだかるクッパ役を好演した。今回はビフとして、再び立ちはだかる。
三宅は「お気に入りのシーンは、PART2に出てくる老人ビフ&若いビフの掛け合いです。本人どうしなのに、『ぼんくら!』などと言い合うのが面白いです。あと、PART2でマーティがギターを弾くシーン。ちょっと上の世代の先輩たちが、これを見てギターを始めるきっかけになった名シーンだと思います。お気に入りのセリフは、ビフがジョージをからかう時のセリフ『靴の紐が解けてるぜ!』です(笑)。30年近く声優をやってきて、まさか自分がこのセリフを言うことが出来るとは本当に光栄でありがたいです!」と語っている。
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森川智之、沢城みゆき、三宅健太のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■森川智之(ジョージ・マクフライ役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、映画館で夢中になった作品です。誰もがあの時代に行ってみたいという願望があるのですが、それを叶えてくれる作品でもあるし、エンターテインメントとして完璧に描かれている作品でもあり、何十年経っても色あせない面白さがあります。
――主人公マーティの父・ジョージ役を演じたことについて
タイトル通り、その時代その時代にタイムスリップする話なので、その部分でキャラクターの描かれ方をうまく表現しなくてはいけないので、そこを意識しました。
お気に入りのシーンは、ダメなお父さんだったジョージが、トム・クルーズばりのすごいイケメンになって出てくるシーンです。最高に笑えて、役者も演じていて楽しかったのではと想像されます(笑)。お気に入りのセリフは、PART1で、ジョージがビフと気づかず背中越しに、「おい貴様、その汚い手をどけやがれ」と言うシーンがあるのですが、ビフが振り向いた瞬間ジョージがつぶやいた一言、「ビ、ビフ…」です。この人生終わった感が、最高です(笑)。あと、PART3最後の方に出てくるドクのセリフ「未来は自分で切り開くものなんだよ」もお気に入りのセリフです。これは、深いなと思います。
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■沢城みゆき(ロレイン・マクフライ役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、純粋なワクワクとドキドキに満ちた作品で、大人になって鑑賞しても、あっさりときめけることに感動しました! PART1を見終わった後、しばらくConverseのスニーカーを履いてしまいました(笑)。
――色々な時代設定のロレインを演じたことについて
大変そうな要素であろう七変化は、最高に楽しいところ!と自分に言い聞かせて(苦笑)シーンごとにシチュエーションにどっぷり浸かって演じました。
お気に入りのシーンは、ロレインが車の中でマーティにキスするシーンです。キスしたとたん! 直前までの胸の高鳴りはどこへやら、違和感で急にスッと素に戻ってしまう、心がジェットコースターのような場面です。時を越えた“息子”とのキスシーンなんて、この作品以外ではなかなか出会えないであろう稀有な1シーンだと思います。
憧れの金曜ロードショー。タイムスリップして、声優になりたかった頃の小学生の私に、いつかロレインを演じることがあると伝えても、おそらく信じてはもらえないでしょう。…緊張するのももはや勿体無くて、目一杯楽しみました!新たな音色に彩られた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も愛していただけますように。
■三宅健太(ビフ・タネン役)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は子どもの頃からずっと見てきた作品ですが、この作品の魅力は、どれだけ時が流れてもゆるがないロマンが詰まっているところだと思います。冴えないんだけど最後にキメる主人公、何でも開発するドクに子ども心をくすぐられました。タイムスリップで時を行き来するだけでなく、色々な因果が存在するという事をこの作品で初めて知り、タイムスリップってこういう事なんだと衝撃を受けました。
――ビフを演じたことについて
ビフという名悪役はとにかく終始テンションが高いので、細かい事より瞬発力、いかにエネルギーを放出するかに注力しました。体力勝負のアフレコでした(笑)。悪役だけど、どこか憎めない感じをギリギリ残したかったので、ユーモアを混ぜて演じるよう意識しました。様々な先輩たちが脈々とやられてきたプレッシャーもあったのですが、「がんばるぞ!」と自分を鼓舞していました。
お気に入りのシーンは、PART2に出てくる老人ビフ&若いビフの掛け合いです。本人どうしなのに、「ぼんくら!」などと言い合うのが面白いです。あと、PART2でマーティがギターを弾くシーン。ちょっと上の世代の先輩たちが、これを見てギターを始めるきっかけになった名シーンだと思います。お気に入りのセリフは、ビフがジョージをからかう時のセリフ「靴の紐が解けてるぜ!」です(笑)。30年近く声優をやってきて、まさか自分がこのセリフを言うことが出来るとは本当に光栄でありがたいです!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を新たな吹き替え版という形で再びみなさんにお届けできてうれしいです。時代が移り変わっても、この作品の魅力が失われる事はないですし、新しい気持ちで見てもらえる大作だと思っています。吹き替え頑張りましたので、是非お茶の間で楽しんで頂けたらと思います!
いよいよ今夜9時から、3週連続『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が始まります。金曜ロードショーでしか見られない新吹替版となっておりますので、絶対にお見逃しなく! 40周年イヤーを思う存分楽しみましょう!