2024年WEC最終戦バーレーンで自身初となるLMGT3クラス3位表彰台を喜ぶ小泉洋史 2025年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズLMGT3クラスに参戦するTFスポーツは、小泉洋史とともに82号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rをシェアするドライバーとして、チャーリー・イーストウッドとルイ・アンドラーデの名前を発表した。
■「ヒロシのことはよく知っている」
2024年のWEC世界耐久選手権に同チームのコルベットで参戦した小泉は、12月3日に発表された年間エントリーリストにより、2025年のELMS・LMGT3クラスに参戦することが明らかとなっていたが、その際には残るふたりのドライバーの名前は空欄となっていた。
イーストウッドとアンドラーデはともに、2024年もWECにおけるTFスポーツの一員だった。ただし、小泉が82号車をドライブしていたのに対し、このアイルランド人とアンゴラ人は81号車のステアリングを握っていた。
なお、イーストウッドとアンドラーデは、WECにおいてはトム・ファン・ロンパウとのトリオを維持して2025シーズンに臨む予定だ。
「ELMSに戻って来ることができて、とてもうれしい」と2022年ELMS・LMP2プロ/アマクラス王者のイーストウッドは語った。
「過去にはLMP2のチャンピオンシップで大きな成功を収めたが、GTシリーズでレースをしたことはなかった」
「シルバーストンを含むお気に入りのサーキットで、コルベットZ06 GT3.Rを運転するのが楽しみだ」
「昨年のWECシーズンのおかげで、ルイとヒロシのことはよく知っている。TFスポーツとコルベットとともに、素晴らしいリザルトを残すことができたからね!」
イーストウッドと同様、アンドラーデもELMSのLMP2クラスでは、Gドライブ・レーシングやインターユーロポル・コンペティションなどで、複数のシーズンを戦った経験がある。
「ELMSに戻り、コルベットでヨーロッパのもっとも象徴的なサーキットのいくつかでレースをするのが楽しみだ」とアンドラーデは述べた。
「チーム全体にとって新しい挑戦だが、彼らの経験と知識があれば、一緒に素晴らしいシーズンを過ごせることは間違いない」
「僕らには、強力なラインアップがある。チャーリーはよく知っているし、ヒロシと一緒に仕事ができるのも楽しみにしている。始めるのが待ちきれないよ!」
ELMSの2025シーズンは、4月6日のバルセロナ4時間レースで開幕。全6イベントで争われる予定だ。