坂東龍汰、北川景子と初共演&親子役「花のれん」

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2025年02月07日 16:31  cinemacafe.net

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テレビ朝日ドラマプレミアム山崎豊子生誕100年記念「花のれん」
北川景子主演で贈る、テレビ朝日ドラマプレミアム山崎豊子生誕100年記念「花のれん」に、坂東龍汰が出演することが分かった。

山崎文学の金字塔を完全ドラマ化する本作は、明治〜昭和という激動の時代、女性プロデューサーの先駆けとして大阪で旋風を巻き起こした稀代の興行師・河島多加の愛、家族、仕事を描く壮大なヒューマンドラマ。

すでに、伊藤英明、上川隆也、甲本雅裕、泉ピン子、玉山鉄二、馬場園梓、渋谷凪咲、笹野高史、吹越満、金山一彦、月亭方正、「ミルクボーイ」、本多力らの共演が発表されている。

近年では、「ライオンの隠れ家」での演技が話題となった坂東が演じるのは、主人公・河島多加(北川)の息子・久男。

大阪・船場の呉服店に嫁いだ多加は、夫・吉三郎(伊藤)と寄席商売にくら替えするも、吉三郎が愛人を作った末に他界。遺された借金の返済のため、寄席の拡大に打ち込む中、高座の窮地を救ってくれた伊藤友衛(上川)に淡い恋心を抱く。

多加は、日本女性の新たな生き方を切り拓いた先駆者ともいえる存在だが、同時にひとり息子の子育てに苦悩する母としての顔も持ち、物語では親子の確執も色濃く描かれていく。多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかる。

母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり、坂東は「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」と告白。

セリフは、大阪弁の中でも上品でゆったりとした船場言葉が中心だが、「イントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いて体に擦り込みました」とコメント。

今回が初共演となった北川との撮影をふり返り、「とてもしなやかで美しく温かい方です」とリスペクトを語るとともに、「一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした」と感謝した。

なお、本作の劇中ナレーション(語り)は、アナウンサーの大下容子が務める。

あらすじ

大阪・堀江の米店の娘として育った多加(北川景子)は見合いの末、明治39年、21歳で船場の呉服店に嫁ぐ。しかし、夫の河島吉三郎(伊藤英明)は遊び好きで怠け者。多加が息子の久男を抱えながら必死に商売を支えるも経営は傾く一方で、とうとう家を売るしかなくなるまでに窮迫する。

それでも花街、寄席通いをやめようとしない夫を、多加は「そないに寄席や芸事が好きやったら、いっそのこと寄席でも商売にしはったらどうだす」と一喝する。この言葉に、吉三郎は発奮。天満天神の裏にあるボロボロの寄席小屋を手に入れ、なじみの芸人・ガマ口(甲本雅裕)らを集めて寄席を開く。

しかし、即席の素人寄席に客は入らず、借金はかさむばかり。近所の小銭貸し・石川きん(泉ピン子)に金を借りながらなんとかしのいでいたが、ある夏の日、多加はキンキンに冷やした冷し飴を寄席で売ることを思いつく。それが評判となって次第に客もつきはじめると、吉三郎の芸人選びの妙もあって連日大入りを記録し、夫婦は2軒目の寄席小屋を開業する。

ところがある日、吉三郎は愛人・おしの(渋谷凪咲)との同衾中に心臓麻痺で死んでしまう。甲斐性なく世を去った夫にもかかわらず、多加は葬儀で“一生二夫にまみえぬ証”である白い喪服を身にまとうのだった。

その後も夫がこしらえた借財のため、ひとり寄席商いを続けることになった多加は、法善寺にある一流の寄席小屋を粘り強い交渉で入手。「えらい女(おなご)の大阪商人や」と舌を巻く席主(笹野高史)に対して、「わてなりののれんを、この寄席(こや)に掲げさして貰います」と大見得を切った多加。商いに一生を賭ける覚悟をこめて、“花菱亭”と染め抜いた花のれんを掲げた。

ある日、ひとりの男が花菱亭を訪れる。この男、伊藤友衛(上川隆也)はたびたび花菱亭を訪れては窮地を救うなど、多加の心に強い印象を残して…。一方、成長した多加の息子・久男(坂東龍汰)は母への反発心から東京の大学に行きたいと言い出すが…!?
テレビ朝日ドラマプレミアム山崎豊子生誕100年記念「花のれん」は3月8日(土)21時〜テレビ朝日にて放送。




(シネマカフェ編集部)

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