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【写真】おしゃれなスーツ姿がかっこいい! 原嘉孝の全身カット
■“桜心護”の魅力とは
――まずは、『トリリオンゲーム』の映画化が決まった時の気持ちを教えてください。
原:自分が劇場版に参加できるのかが分かっていなくて、果たして僕が参加できるのかっていうのを目黒に確認しました。そうしたら「知らない」と(笑)。でも、まだ決まっていないみたいなことを話してくれて、「出してくださいとは言っとくよ」って言ってくれました。
――実際に出演が決まっていかがでしたか。
原:うれしかったです! 今回ゲームクリエイターの仲間たちは登場しないので、その人たちがカンパニーにちゃんといるんだという気持ちを背負ってこの作品に入ろうと思いましたね。
――演じている桜について、ご自身と似ているところはありますか?
原:恥ずかしいですけど、真っすぐなところは似ていると思います。桜もきっと自分に嘘をつくのが嫌なタイプなんだろうなと思いますね。不器用さが愛されるみたいな、真面目なんだと思います。1つの信念を持った桜が僕も好きです。
逆に似ていないのは、高級車を買うところ。原作で高級車を買って乗り回しているんですけど、僕は物欲がないので違ったお金の使い方をすると思います(笑)。
――劇場版『トリリオンゲーム』では、ハル(目黒)とガク(佐野)が率いるトリリオンゲーム社が日本トップクラスの大企業に成長した様子が描かれます。大企業の社員として成長した桜を演じるにあたり、何か工夫した点はありますか。
原:“不器用な桜”っていうのも魅力だと思ったので、割とドラマのまま演じました。もちろん桜も成長しているんですけど、 変わっていない魅力みたいなところが大きい気がして。お金を稼いで高級車とかを買うようになっても、芯にある仲間思いなところとか、「ゲームのことしか分かんねえよ俺、他は知らねえ。でもゲームは任せてくれ」っていう信念は、たぶん今後も変わらないだろうなって気がしたので。
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――少しさかのぼって、目黒さんとのドラマ共演は8年ぶりでしたが、撮影を振り返っていかがでしょう。
原:画面に2人しか映っていない時とか、当時の僕らでは想像できなかったのでエモいというか…。
僕が4話から出演だったので、3話の最後に次回予告で少し映ったんです。当時は目黒と「あと1、2分後にお前が世に放出される」みたいな、さり気なく映るまでのカウントダウンをやり取りしていました。「ファンのみんなが反応してくれて、トレンドとかに上がるといいね」って話をしていたら10分後ぐらいに“はらめぐ”が1位になっていたので、「目黒!!!やったよ!!!!」って(笑)。
でも、これで終わらせる気はお互いないし、僕は目黒が今活躍しているから出させてもらっているっていうことの方が大きいと思っているんです。なので、 早く本当の意味で肩を並べて、もっともっと大きく成長した上でまた共演したい。今は目黒が常に先々を見ているからこそ、俺も見られるというか。通過点という感じですね。
――いい意味でお互いの活動は気になる?
原:気になります。『トリリオンゲーム』で共演する前に『アイ・アム・冒険少年』に出た時は悔しさの方が強かったので素直に応援できない自分もいたんですけど、ドラマで共演するってなってからは、やっぱりちゃんと向き合おうと思いました。そこから自分自身もちょっと成長できた気がします。
――原さんは今年30歳になりますが、30代に向けての目標とか挑戦してみたいことがあれば教えてください。
原:30という数字をあまり気にしていなくて、常に小さい壁も大きい壁も目の前にはあるので、いい意味で変わらないですね。新しいことを経験するとまた新しい欲がどんどん枝分かれで出てくるので、28歳や29歳でドラマとか出始めて、こうやって映画とかの現場を踏んだみたいに、30歳も変わらずに自分の欲に素直になって、やりたいことをやりたいって言える自分でいたいなと思います。
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■ファンに「ついてきて」と言える自分でいたい
原:そうですね。この事務所に入ったきっかけというか、事務所に入って1番に目指していたものが“アイドルとしてデビューする”だったので、もう一度アイドルを目指したいなと思ったんです。俳優をやっている時にファンの方から「歌って踊っている姿を見たい」という声も届いていたので、自分のやりたいことにもう一度素直になってみた結果ですかね。
――歌ったり踊ったりするのは楽しいですか?
原:めっちゃ楽しいです! 練習の後は「疲れた。早く休みたい」ってなるんですけど、家で寝る準備をしてベッドに入った時には「早く明日にならないかな」って思っているんです。常に考えるってことは、本当にやりたいことなんだなって自分でも思うし、あとはリハーサルで歌ったり踊ったりしていると、目の前に笑顔のお客さんがいるのをイメージできたりしてもっと楽しくなるんです。
――「timelesz project」に参加するにあたっての怖さとかは?
原:すごくありました。ファンの方を惑わせてしまう怖さとか、 演劇業界で僕に目をつけてくれていた方はどう思うんだろうとか。「アイドルに行くのはもったいない」って思われるかもしれない、それで自分がオーディションに落ちたらどうしよう…みたいな、いろんな怖さがありました。それでも、やっぱり最後に戻ってくるのは諦めきれない夢だったんです。
――ファンの方からの声は届いていますか。
原:届いてます! 僕がファンの皆さんに「すごく振り回してしまってる」と言葉をかけた時、たくさんの方が「そんなことないよ」と声を上げてくださいました。「やりたいことをやってほしいし、それに私たちはついていく」といった言葉も目にしますね。一方で僕が宇宙Sixにいた時から時が止まってしまっている方も絶対にいて…。そんな思いも背負いつつ、それでも納得してもらえるくらい「ついてきてください」って言えるような自分でいたいなって思います。
劇場版『トリリオンゲーム』は、2月14日(金)から全国公開。
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