小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGPマレーシア公式テスト 3日目 2月7日、2025年シーズンのロードレース世界選手権 MotoGPクラスのマレーシア公式テスト3日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は総合14番手で終えている。
小椋は事前のシェイクダウンテストから今回のマレーシア公式テストで、計6日間をかけて新型アプリリアRS-GPへの適応を進めつつ、様々なテストメニューを淡々とこなしていた。自己ベストも順調に更新し、少しずつMotoGPクラスとマシンの特性も掴み日々成長も感じられる。
初日はタイヤテストに取り組み、2日目はロングランも実践してミシュランタイヤの理解を深めることができていたようだ。2日目は天候の影響でアタックに取り組めていなかったこともあり、最終日は開始早々からアタックを開始。わずか30分ほどで1分58秒台を突破させ、1分57秒754をマークした。
その後は自己ベストタイムの更新はなかったものの、引き続きミシュランタイヤの評価を継続。さらに短い距離でのペース確認、パフォーマンスの改善、アプリリアRS-GP25のハンドリング設定を行っていたようだ。最終日は終了間際まで走行する姿も見られ、スタート練習も実行し3日間のプログラムを完遂した。
シェイクダウンテストも含めると、小椋は6日間のテストで合計367周を走破。セパン公式テストは、最終的にトップから1.261秒差の総合14番手で終えている。
翌週の2月12〜13日は、開幕の舞台となるチャン・インターナショナル・サーキットにて公式テストが2日間実施される。開幕前最後のテストおよび調整の場となるが、小椋はどこまでアジャストできるだろうか。タイ公式テストでも引き続き、彼の成長ぶりに注視していきたい。
■トラックハウス・MotoGPチーム
小椋藍(55周/総合14番手)
「すべていい感じです。今日は間違いなく、正しい方向にまた一歩前進できたと思います。今日はタイムアタックをする日だと理解しながら、1日をスタートさせました。最後の30分間は新品タイヤを数本履きましたが、ラップタイムを縮めることができず、少しがっかりしました」
「でも、全体的には良い1日でしたし、正しい方向に向かっていると思うので満足しています。同じサーキットで6日間走ると物事を理解しやすくなりますが、今は違うサーキットで走る準備を進めています。チャンであと2日間、チームと一緒に一生懸命に作業できれば良いなと思います」