<陸上:宮古島大学駅伝ワイド・ズミ−2025>◇9日◇宮古島市陸上競技場発着(6区間82・0キロ)
4区(10・0キロ)に登場した青山学院大・黒田朝日(3年)が4人抜きの完録の走りを披露した。首位と約3分差の9位でたすきを受けると、南国のコースを勢いよく駆け抜けていき、続々と他チームの選手をかわしていった。起伏が激しいコースをものともせず、駅伝ではいつもと同様に腕時計をつけない「黒田スタイル」で5位まで浮上した。「相当タフなコース。非常にきつかったですが、力は出せた」「見えている選手は抜きつつ、登りの部分でしっかり走っていくことを意識してました」と振り返った。
24日には初マラソンとなる大阪マラソンに挑む。調整の一環としての出場となった宮古島で、順調な仕上がりも示した。この日中継の解説を務めた「3代目山の神」神野大地に寄せたレース直前のコメントでは「10キロなので、大阪マラソンに向けて走ります。休みもらえたのでそれほど疲れはありません」と語っていた。
新主将として迎える新年度になる。「チームとしては箱根駅伝3連覇を目指す。まだまだ現状では力不足ですが、しっかり1年間頑張っていきたい」と目標を掲げた。
大会には今季2冠で2連覇がかかる国学院大、箱根駅伝総合5位の中大など11校と大学連合2チームが参加し、宮古島を舞台に前回の100・5キロから縮小された6区間82・0キロで争われる。
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