“マドリード・ダービー”を振り返ったシメオネ監督 [写真]=Getty Images アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、8日のレアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
8日、1位と2位が激突する“天王山”が『サンティアゴ・ベルナベウ』にて行われ、公式戦3連勝中のアトレティコ・マドリードは好調そのままに入り、35分にはFWフリアン・アルバレスのパネンカで先制点を奪った。しかし、後半開始早々に追いつかれると、その後は守勢に回る時間が増える。それでも、GKヤン・オブラクを中心とした守備陣の奮闘に加え、枠にも助けられて1−1で切り抜けることに成功。首位浮上のチャンスこそ逃したものの、最低限の勝ち点1差をキープしている。
試合後、“マドリード・ダービー”を振り返ったディエゴ・シメオネ監督は「前半は得点チャンスを活かす明確さに欠けていたものの、とても良いプレーを見せ、うまくコントロールもできた」としつつも、「後半は相手のゴールやクロスバーに直撃したシュート、強度の高さによって、我々がチャンスを作れたのは20分頃からだった。ジュリアーノ(・シメオネ)が抜け出し、(マルコス・)ジョレンテが2度ね。お互いにもっとやれたのではないか、という感覚を持ちながらスタジアムを去ることになるだろう」とコメント。
さらに続けて、「私が言いたいのは、試合をより良い結果で決着させるチャンスがあったということ、そしてそれを活かせなかったために引き分けに終わったということだ。試合の局面において、『勝てる』と手応えを得られた部分も多かった」とチャンスを決めきれなかったことを反省点として述べた。
また“チョロ”は、追ってくるバルセロナにも言及。9日に行われるセビージャ戦に勝利すればその差が『1』にまで縮まるが、シメオネ監督は「(チームは)非常に良い位置にいる。ただ私は、(今は)バルセロナが最強だと言い続けてきた。とても良いプレーをし、素晴らしい選手たちが揃っている。もし彼らがセビージャに勝てばタイトル争いは拮抗するに違いない」と語っている。
4年ぶりのリーグ優勝に向け、首位奪取のチャンスを伺うアトレティコ・マドリード。次戦は、16日に行われる第24節セルタ戦となる。