4人の“夫人”と“勝手に一夫多妻”の共同生活をする37歳男性、月収125万円でも生活は「めっちゃ大変」“第3夫人”の双子妊娠で決意新たに

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2025年02月10日 09:30  日刊SPA!

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写真左から千晴さん、渡部竜太さん、陽咲さん、彩花さん
 日本で“勝手に一夫多妻”を実践。SNSでの発信をきっかけに大きな注目を集める渡部竜太さん(37歳)の家族が今、ひとつの転機を迎えようとしている——。
 渡部さんは北海道にて、事実婚という形で4人の“夫人”と2人の子どもと共同生活を送っている(※現在、第4夫人は家出中)。かつては「ヒモです」と公言していたが、法人を立ち上げ、月収は3ケタを超えるまでに……。今回は、そんな渡部一家の最新事情に追った。

◆「ヒモです」の状態から月収125万円を稼ぐ“一家の主”に

「主にSNSの仕事なんですが、12月の収益は125万円でした」

 現在、YouTubeチャンネルの運営を中心に活動しているが、立ち上げ当初は月4本の動画投稿が精一杯だったという。

「思っていた以上に大変で、最近は子どもたちが保育園に通うようになって、ようやく仕事がまわるようになってきた感じですね」

 昨年の春頃に取材班がインタビューした際は「ヒモです」と自虐的に話していたが、どこか“一家の主”として強く責任感が芽生えてきているような印象を受けた。

◆月収3ケタでも生活は「めっちゃ大変」

 さて、月収3ケタとなれば、さぞ裕福な暮らしかと思いきや「意外とそうでもないんですよ」と渡部さんは苦笑する。

「家族が多いぶん、稼がないといけません。自宅と事務所を借りていますが、家賃だけで月40万円かかっています。固定費としては結構キツイですね」

 YouTubeの収益だけでも月90万円ほどあるそうだが、実際は「めっちゃ大変」なんだとか。

「まず、毎日投稿しなければいけないので、子どもたちを保育園に送ったら、撮影して編集してアップして……と、とにかくやることが多いんです。

 動画の途中で視聴者が離脱したら意味がないので、きちんと最後まで見てくれる工夫をしないといけないので、そんなに簡単ではないというか」

◆保育園でお友達から「とあくんのパパ?」「えまちゃんのパパ?」

 保育園でも渡部家の特殊な家族構成が話題になりつつあるそうだ。“第1夫人”の陽咲さんの子ども(えまちゃん)と、“第3夫人”の千晴さんの子ども(とあくん)が通っているが、“お友達”は無邪気に質問してくるという。

「送迎は僕か陽咲が担当しているんですが、お友達から『とあくんのママ? えまちゃんのママ? どっちのママー?』とか、『とあくんのパパ?』と聞かれて『そうだよ』と答えて、『えまちゃんのパパ?』と聞かれて『そうだよ』みたいな(笑)。子どもながらにどこか不思議に感じているようです」

 保育園内で一夫多妻の生活をオープンにしているわけではないが、特に「隠してもいない」という。じつは園長先生がもともと渡部一家のファンだったとか。

「以前からSNSで交流があって『応援しています』と言ってくれていました。今の状況や働き方などを相談させてもらって、そこを理解してもらえるのがありがたいです」

 千晴さんは当初、「こんなに小さい子どもを預けるなんてかわいそうじゃないだろうか」と不安になっていたようだが、すぐに慣れて楽しんでいる様子を見て「保育園に入れてよかった」と話す。

「家の中に大人が4人いても子どもが2人いたら仕事の面では難しくて。SNSの急成長は、本当に保育園の皆さんの支えがあってのことです。へんに隠さない方が、まわりもサポートしてくれますしね」(千晴さん、以下同)

◆渡部一家の大ニュース「第3夫人が双子を妊娠」

 前回の取材後にいろいろな出来事があった渡部一家で「最も大きいニュースは?」と聞くと、千晴さんは満面の笑みで「双子の妊娠!」と答えてくれた。

「特に妊活をしていたわけではないのですが、避妊をしていないので『まぁそうだよね』って感じでした。でも、双子と聞いてかなりびっくりしました(笑)」

 3月末に帝王切開で出産する予定だというが、一夫多妻だからこそ「安心感がある」と話す。

「双子はつわりが重いと聞きましたが、特になく、1人目と同様に軽いです。それに竜太も他の夫人たちもいて、みんなで子育てできるし、孤独には無縁なので精神的にも安定しています。漠然と3人は産みたいと思っていたので、双子には驚いたけど楽しみが大きいです」

◆「子どもを守るために」年収1億円を目指す

 千晴さんは、ここまでの変化を渡部さん同様に感慨深く語る。さまざまなメディアに出演したり、有名なYouTubeチャンネルとコラボしたり、渡部一家の知名度はうなぎのぼり。最近は、街中で声をかけられることも増えたようだ。

「本当に毎日撮影して編集してアップして……いつの間にかYouTuberになったなあって感じです。私は一般人なのに、スッピンで買い物をしていたら『YouTube見てます』と声をかけられることもあって。『あの子って第3夫人だよね?』ってヒソヒソ話が聞こえてくることもありますけど、『お腹を触らせてください!』って駆け寄ってくる人もいて、動画を見てくれているんだなあって実感します。これからはスッピンやジャージで出歩くのはやめようと思いました(笑)」

 渡部さんに今後の抱負を聞いてみると、真っ先に「事業拡大」という言葉が返ってきた。

「YouTube以外の稼ぎ口を増やしたいです。アパレルやヘアケアグッズの開発など、自社商品を作りたいですね。みんな一緒に住んでいるし、女性が3人いて意見の交換がすぐできるし、スピード感は他社とは比べものにならないと思いますよ。そこは一夫多妻で会社をやっている強みだと思います」(渡部さん)

 本当に少し前まで堂々と「ヒモ」を公言していた人とは思えない……。仕事に対する高いモチベーションについて聞くと、渡部さんと千晴さんは口を揃えて「子どもを守るために」と言い切った。

「子どもにひもじい思いは絶対にさせたくない。3月には家族がいっきに2人増えるし、まだまだ子どもは欲しい。だからこそ、もっと稼がないと。目標は年収1億円です」

<取材・文/吉沢さりぃ>

―[勝手に“一夫多妻”の共同生活]―

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

このニュースに関するつぶやき

  • 稼げる間はいいんだよ、多少贅沢しても。でも定年の声が聞こえ始めて現実を見たら、だんだん怖くなった…。
    • イイネ!3
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