古巣セルティック復帰が決定したティアニー [写真]=Getty Images セルティックは10日、アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーと事前契約を締結したことを発表した。
現在27歳のティアニーはセルティックの下部組織出身で、2015年4月に17歳でトップチームデビューを飾った。同クラブで公式戦通算170試合に出場すると、2019年8月には2500万ポンド(約47億円)と見られる移籍金でアーセナルへ完全移籍で加入し、左サイドバック(SB)の主力に定着。しかし、ミケル・アルテタ監督就任後は序列が低下し、2023−24シーズンはレアル・ソシエダにレンタル移籍を果たした。
昨夏にアーセナルに復帰して今シーズンを迎えたものの、序列は低いままで先発出場はカラバオ・カップでの1試合だけとなっており、公式戦では5試合の出場でプレー時間はわずか108分にとどまっている。
このような状況から今冬の移籍市場でティアニーは移籍する可能性が噂されていたが、最終的にはアーセナルに残留した。それでも、現行契約は2025年6月30日までとなっていることから、今夏にはフリーでの退団が濃厚と見られていた。
そんななか、セルティックは10日に中間の財務報告書を発表。この中でティアニーと事前契約を締結することで合意したことを明らかにした。
これにより、アーセナルでは公式戦通算129試合に出場し、5ゴール13アシストを記録しているティアニーは、2025年7月よりセルティックに復帰し、来季より古巣でプレーすることが決定した。