テイチク90周年　川中美幸ら66人がコンサート「100年に向かって、良い歌を多くの人に」

川中美幸、天童よしみ、島津亜矢、前川清、山本譲二、北山たけしら66人が11日、都内で、所属する老舗レコード会社「テイチクエンタテインメント」の創立90周年コンサートを行った。

1951年（昭26）に放送の第1回NHK紅白歌合戦に出場した98歳の菅原都々子の「テイチク90周年うれしゅうございます。もうそんなになるんですね。テイチクアワー始まりますよ」という録音コメントでスタート。

昭和の大スター石原裕次郎さん、国民的歌手と称された三波春夫さん、「バタヤン」の愛称で愛された田端義夫さん、テイチク在籍時に「雨の慕情」でレコード大賞を受賞した八代亜紀さんといったレジェンド歌手たちの大ヒット曲を次々と披露した。

77年から在籍48年の川中美幸は「テイチクさんには良い時も悪い時もずっと温かく支えて頂いた」「（石原）裕次郎さん、三波（春夫）先生、田端（義夫）さん、多くの先輩方とお付き合いでき関わり合うことができたことは財産です」「テイチク100年に向かって、良い歌を多くの人に届けられるように頑張って行きます」とあいさつ。

出演歌手の中で最年少となる青山新は「数々の先輩が作りあげてきた歴史のあるテイチクレコードの名に恥じぬよう、しっかりと歌を届けていきたいと思います。大好きなテイチクを盛り上られる歌い手に成長していきたいです」と決意を語った。