セブリングでIMSA公式テストがスタート。GT専有の初日は“代役ふたり”のフェラーリ最速、レクサスがGTDプロ首位

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2025年02月12日 12:20  AUTOSPORT web

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アーロン・テリッツがGTDプロクラスでの初日最速タイムを記録した14号車レクサスRC F GT3 2025IMSAセブリングテスト
 2月11日(火)、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにて、3日間にわたるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の公式テストが始まった。GTDプロおよびGTDクラスのみが走行可能となる2セッションが行われた初日は、コンクエスト・レーシングの34号車フェラーリ296 GT3が最速タイムを記録している。

 34号車を駆るヤン・ヘイレンは、飛行場跡地に設けられた1周3.74マイルのサーキットで、2分01秒737というベストラップを記録。参加した2クラス20台の車両をリードした。

 ヘイレンとジェイデン・コンライト(2022年のIMSAダイバース・ドライバー育成奨学金の初受賞者)は、このテストに参加できないチームのフルシーズンドライバーであるマニー・フランコとダニエル・セラのため、土壇場で出走することになった。

 ヘイレンとコンクエスト・レーシング、そしてチームオーナーのエリック・バチェラートとの関係は、彼がチャンプカー・ワールドシリーズでチームを率いていた2007年にまで遡る。

 ヘイレンとコンライトは今回のテストでのみこの車両に乗ることになり、フランコ、セラ、そして今後発表されるチームの3人目のドライバーが、3月のIMSA第2戦セブリング12時間レースに出場する予定だ。先月のシーズン開幕戦デイトナ24時間レースにおいては、ドリック・スビラッツォーリとジャコモ・アルトーがこのチームのラインアップに加わり、GTDクラスで11位を獲得していた。

 テスト初日の2番手となったのは、マキシミリアン・ゲーツのコルトフ・コンペティション・モーターズ32号車メルセデスAMG GT3 Evoで、2分02秒059。ローン・スター・レーシングの80号車メルセデスをドライブするスコット・アンドリュースが3番手に続き、GTD車両が総合タイムチャートの上位7台を占めた。

 GTDプロクラスの最速となったのは、バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3をドライブするアーロン・テリッツ。彼は2分02秒829というベストタイムを残している。

 テスト2日目のとなる12日(水)は、GTPとLMP2も加わり、ウェザーテック選手権の4クラスすべてが走行可能となる。2日目は3セッションが設けられ、うち1回はナイトセッションとなる。テスト3日目の13日は、GTPとLMP2の専有セッションが行われる。

 プロトタイプの走行が許される12日からは、Eraモータースポーツからエントリーする太田格之進も姿を見せることになる。

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