羊文学、タイのアユタヤ遺跡から喜びの声を届ける─最新チャートで大ヒット『APT.』を抜いて首位

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2025年02月12日 17:50  J-WAVE NEWS

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J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』で、羊文学の『声』が1位を獲得した。

このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータをポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは2月9日(日)付のチャートを紹介!

10位:Sexyy Red & Bruno Mars『Fat Juicy & Wet』

「令和のコラボキング」ことBruno MarsがLady Gaga、ROSÉ、「ドン・キホーテ」に続いてタッグを組んだのが、フィメールラッパーのSexyy Red。アメリカ・ミズーリ州出身のヒップホップ大好きな26歳で、彼女のラップの初期衝動となったのが「元彼への怒り」なのだそう。元彼の浮気を知ったSexyy Redは元カレとその浮気相手、その周りの友人たちをディスりまくった曲を書き、それを元彼本人に聴かせたところ「お前のラップ、めちゃやべえじゃん」と、まさかのべた褒め。自分がディスられているにもかかわらず、Sexyy Redのラップに感動し、その曲を友人のミュージシャンに聴かせ「彼女にラップをさせてみてよ」と推薦する始末。結果的に、それがきっかけでラッパーとしてのキャリアをスタートすることになったそう。

9位:米津玄師『BOW AND ARROW』

フィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ『メダリスト』の書き下ろし主題歌。今週は11位にランクインしている人気アニメ『ガンダム』シリーズ最新作の主題歌『Plazma』に続き、米津は2曲連続のアニメ主題歌がランクインした。『BOW AND ARROW』を書くにあたり、アニメの制作サイドから「米津さんの『ピースサイン』のような曲にしてほしい」というリクエストがあり、『ピースサイン』に対する回答のような曲を目指して制作がスタート。アニメ『僕のヒーローアカデミア』の曲として書かれた『ピースサイン』は、子どもたちが子どもたちのまま、熱を持って進んでいくという「子ども視点」の曲。一方、『BOW AND ARROW』は『メダリスト』というアニメがフィギュアスケートのコーチと選手の関係性を描いた作品ということもあり、子どもたちを支える側、押していく側の視点で書いたという。

8位:離婚伝説『しばらく』

番組ではリスナーがアーティストに関するクイズに答える「逆電バスター」を実施。問題は「今年、元日に放送した年間チャート『SLAM JAM』で番組にコメントをくれた離婚伝説だが、そのなかでギターの別府 純が『今年やってみたい』と言っていたことは?」というもので、正解は「スカイダイビング」。ちなみにボーカルの松田 歩が挑戦してみたいことはバンジージャンプで、ふたりとも「これまでにやったことのないことをやってみたい」とのこと。

7位:Balming Tiger『Wash Away』

韓国のオルタナティブK-POPバンド・Balming Tiger。ミュージシャン、DJ、プロデューサー、映像監督、ビジュアルアーティスト、作家と、いろいろな分野の才能が集まりボーダレスに活動するコレクティブ・アーティストだ。『Wash Away』は1月7日から放送されているドラマ『東京サラダボウル』の主題歌として、東京をイメージして制作された1曲で「個性ある、それぞれの材料が混ざり、調和のとれた味を作り出す“サラダボウル”のように、異なる出身地や価値観の多様さが共存できる東京について描きました」と語っている。

6位:Beyoncé『TEXAS HOLD 'EM』

グラミー賞効果でおよそ1カ月ぶりにチャートに復活。2月3日(日本時間)に発表された第67回グラミー賞で、この曲も収録されたアルバム『Cowboy Carter』が「最優秀アルバム」を受賞した。これまでにグラミー賞史上最多となる、累計99部門にノミネートされてきたBeyoncéだが、「最優秀アルバム」を受賞するのは今回が初めて。さらに黒人女性アーティストとして初となる、「最優秀カントリーアルバム」も受賞。アメリカの音楽業界で最も権威のあるグラミー賞だが、受賞者を決める会員に白人男性が非常に多く、女性やほかの民族が少ないことから「選考が不透明なのでは?」と、ここ数年大きな波紋を呼んでいた。こうした指摘を受け、2025年は白人男性以外の投票者を増やし、若い世代のメンバーを加えてグラミーを主催する組織自体が「大きく変革しよう」という動きがあるようだ。授賞式の途中では、4年間にわたって授賞式をボイコットしてきたThe Weekndがサプライズで出演したこともあり、グラミー賞の変化が強く印象づけられた授賞式となった。

5位:星野 源『Eureka』

星野の誕生日である1月28日にリリースされた『Eureka』が、今週のチャートで100曲中、最も高いポジションに初登場した「High Power Debut」曲に。現在、放送中のドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』の書き下ろし主題歌だ。曲のタイトルになっている「Eureka」は古代ギリシア語で「わかった」という意味。読み方は「ユリイカ」「ユリーカ」「エウレカ」とさまざまだが、星野自身は「別にどうでもいいんです。好きな言い方で呼んでくれればいいんですが、僕はすっかり忘れてたんですけど『サピエンス』という曲のなかで『ユリーカ』という歌詞があるので『じゃあもうそれでいいか』ということで、僕は『ユリーカ』と呼んでいます」とコメントしている。

4位:Jungle『Keep Me Satisfied』

1ポイントアップで今週は4位に。3月に長野県・白馬と北海道・ニセコの2カ所で開催される冬フェス「Snow Machine Japan 2025」に出演するJungle。メンバーのTom McFarlandはゴルフがかなり上手なのだそうで、ツアーにもゴルフクラブを持って行くほどの熱の入れっぷり。Tomにとってゴルフは「バンドの忙しい活動から自分を解放してくれるもの」なのだそう。プレーするだけではなく、イギリスの「Manors」というゴルフブランドに出資もしており、このブランドの服を着ることが多いのだとか。

3位:FKA twigs feat. North West『Childlike Things』

先週84位から81ポイントの超特大ジャンプアップで3位に。イギリスの個性派アーティスト・FKA twigs。1月にリリースしたニューアルバム『Eusexua』から、現在11歳のNorth Westをフィーチャーしたのが『Childlike Things』。そんなNorthの父親はKanye West。グラミー賞では妻のBianca Censoriと一緒にレッドカーペットに現れ、Biancaが黒いコートを脱ぐと下には透明のミニドレス。これまでにも妻に過激な衣装を着せているとして問題視されてきたKanyeだが、今回の衣装はそのなかでも「完全な公然わいせつだ」と、批判が殺到している。

2位:ROSÉ & Bruno Mars『APT.』

5週連続、通算12週の1位を獲得していたが、ついに陥落。先週TLC『No Scrubs』が持つ『TOKIO HOT 100』37年にわたる歴史の歴代1位記録と並んだ『APT.』だが、記録の更新とはならなかった。とはいえ、世界的に見ても「12週ナンバーワン」は大記録。世界のチャートのなかでも最長記録なのではないかと番組が調べたところ、アメリカビルボードが発表しているアメリカを除いたトップチャート「Billboard Global Excl. US」で通算14週ナンバーワンが確認された。しかし、2月11日(火・祝)はROSÉ の28歳の誕生日ということもあり、バースデー効果で返り咲きの可能性もあるので注目したい。

1位:羊文学『声』

『APT.』の記録更新に待ったをかけたのが羊文学。先週に引き続きオンエア好調で、エントリー4週目にしてナンバーワンに。2023年12月に1位を記録した『GO!!!』以来となる、『TOKIO HOT 100』2曲目の1位となった。番組では、現在タイにいる羊文学の塩塚モエカと河西ゆりかにリモートでインタビューを実施。「頑張って作った曲なので、たくさんの方に聴いていただける機会をこうやっていただけるのは本当にうれしいです」と喜びの声を寄せた。4月には初のUSツアーが決まっており「初めての試みなので、私たちはいまからしっかり、体力をつけて強くなっていこうと思ってます」と、意気込みも語った。

1位:羊文学『声』
2位:ROSÉ & Bruno Mars『APT.』
3位:FKA twigs feat. North West『Childlike Things』
4位:Jungle『Keep Me Satisfied』
5位:星野 源『Eureka』
6位:Beyoncé『TEXAS HOLD 'EM』
7位:Balming Tiger『Wash Away』
8位:離婚伝説『しばらく』
9位:米津玄師『BOW AND ARROW』
10位:Sexyy Red & Bruno Mars『Fat Juicy & Wet』


『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。

番組情報

SAISON CARD TOKIO HOT 100


毎週日曜
13:00-16:54




クリス・ペプラー



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