レヴァークーゼンを牽引するジャカ [写真]=Getty Images レヴァークーゼンに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカが、今週末に控える大一番への意気込みを語った。11日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
今シーズンのブンデスリーガの優勝争いの行方を占うであろう大一番が今週末に開催される。第21節終了時点で首位を走るのはバイエルン。12年ぶりの無冠に終わった昨シーズンの雪辱を期すリーグの盟主は、ヴァンサン・コンパニ監督の下で攻撃的なサッカーを展開し、勝ち点「54」を積み上げている。そのバイエルンを「8」ポイント差で追うのが、連覇を狙う“無敗王者”レヴァークーゼン。昨シーズンほどの安定感はないものの、ここまでわずか1敗と粘り強さは健在で、しっかり首位の背中を追っている。
現地時間15日の第22節ではこの両チームがレヴァークーゼンの本拠地『バイ・アレーナ』にて激突。首位バイエルンにとっては勝ち点差をさらに広げて優勝争いで優位に立ちたいところ。一方、連覇を目指すレヴァークーゼンは、これ以上勝ち点差を広げられないために是が非でも勝ち点「3」が欲しいところだろう。
中盤の主軸として昨シーズンの無敗優勝に大きく貢献し、今シーズンもここまで公式戦34試合に出場しているジャカは「僕たちは現在の順位を把握しているし、この試合を心待ちにしている。ドイツ全体にとっても非常に大きな試合であり、誰もが注目しているだろう。自分たちの仕事をしなければならないし、90分が経った時にどうなっているか見てみよう。期待は大きいよ」と前置きしつつ、次のように意気込みを示した。
「リーグに残るためにはバイエルンに勝たなくてはならないことはわかっているし、引き分けを考えて試合に臨むつもりはない。全ての試合に勝ちたいと思っているし、それが我々のメンタリティーだ。前進し続け、成功を信じる。今後の試合に勝てるかどうかは僕たちの手にかかっているんだ」
「バイエルンとの対戦はいつも特別なものだ。選手やクラブのことはよく知っているし、彼らも僕たちがホームでどれほど強いかを知っている。勝ち点『3』を掴むために全力を尽くすつもりだ。彼らに勝つためには完璧な日にしなければならないが、それができると確信している」
また、ジャカはブンデスリーガ連覇の可能性についても言及。「『8』ポイント差は大きいように聞こえるが、まだ3試合分でしかなく、その最初の試合が土曜日の直接対決になる。すべてが可能であり、そう簡単に諦めるつもりはない。多くの試合が残っているし、自分たちの立場も理解している。多くの努力を要するだろうが、決して不可能ではない」
なお、敵地『アリアンツ・アレーナ』での今シーズン最初の対戦は1−1でドロー。レヴァークーゼンはシャビ・アロンソ監督就任後のバイエルン戦で2勝2分と未だ無敗を維持している。