【フィギュア】坂本花織、SP首位発進も笑顔なし 上り調子の兆しあり、フリーへ「集中」

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2025年02月12日 20:13  日刊スポーツ

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SPに臨んだ坂本花織(撮影・竹本穂乃加)

<フィギュアスケート:冬季アジア大会>◇12日◇中国・ハルビン◇女子ショートプログラム(SP)



【ハルビン(中国)=竹本穂乃加】昨年末の全日本選手権で4連覇した坂本花織(24=シスメックス)が、首位発進を決めた。靴を替えたばかりで本調子でない中、大きなミスなくまとめて75・03点を記録。課題は残したが、66年ぶりの4連覇がかかる世界選手権(3月24日〜30日、米ボストン)につながる演技となった。吉田陽菜(木下アカデミー)は68・76点で3位。フリーは13日に行われる。


  ◇  ◇  ◇


坂本に笑顔はなかった。ダブルアクセル(2回転半)をはじめ3本すべてのジャンプを降りたが、今季自己最高78・93点に3・90点届かず。「持っているものを出し切れなかった。ジャンプが全体的にハマらなかった」と悔やんだ。


世界女王にとってリベンジの場所だった。前回の17年札幌大会では補欠出場が決まっていた中、インフルエンザで欠場。9年越しの舞台へ士気は高まっていたが、1月末の国民スポーツ大会直後に靴を新調し「一時期滑れない」状況に。国内での練習から「ハマる」ジャンプは少なく「練習以上のものは試合で出ない」と実感させられた。


それでも、調子が上がる兆しはある。「(靴に)慣れてきていて、なじめば世界選手権からは本調子になると思う」。力強い世界女王は4連覇のかかる大舞台を見据えながら、フリーへ「集中」と誓っていた。

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