小椋藍、グリップレベルの低さを痛感「ブレーキングに集中して取り組んだ」/タイ公式テスト1日目

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2025年02月12日 23:20  AUTOSPORT web

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小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGPタイ公式テスト
 2月12日、2025年シーズンのロードレース世界選手権 MotoGPクラスのタイ公式テスト1日目がチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は総合15番手で終えている。

 前回のシェイクダウンおよびマレーシア公式テストでは、6日間で計367周を走り新型アプリリアRS-GPへの適応を進めた小椋。チームメイトのラウル・フェルナンデスが初日の転倒による負傷で不在であったものの、コンスタントにテストをこなしていた。

 そんなマレーシア公式テストから約1週間が経ち、開幕前最後となるタイ公式テストに参加した。今回はフェルナンデスが手術を終えて復帰しており、チームとしてはふたり揃ってテストに取り組むことになる。今回は1日に2度のセッションが行われ、小椋はセッション1回目の序盤から多くの周回を重ね、タイムアタックを遂行。

 開始から1時間半ほどでは、トップのマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)から0.209秒差の1分30秒796で、一時2番手につける場面も見られた。セッション1回目は自己ベストを1分30秒453まで縮めて最多の54周を完了し、9番手とトップ10入りを果たした。

 この日、小椋はアプリリアRS-GP25に多く乗ることでさらなる適応を進めるとともに、ロングランおよびレースシミュレーション、さまざまな空力アイテムの評価に取り組んでいた。続く午後のセッション2回目は序盤に3コーナーで転倒を喫したが、終盤には連続13ラップのロングランを実行。最終的には41ラップを周回し17番手で終えている。

 2週間後に控える開幕戦タイGPに向け、実際に使用するセッティングや最終調整に取り組む大事な機会となる。小椋はテスト2日目でどこまでアプリリアRS-GP25に順応させセットアップを煮詰めることができるだろうか。

■トラックハウス・MotoGPチーム
小椋藍(95周/総合15番手)
「セパンに比べてグリップレベルがかなり低かったですが、2〜3回走るうちに慣れてきました。セパンと同じようにブレーキングに苦労していたので、前回と同様に集中して取り組んでいました。全体的にはいい1日でしたし、少しずつステップアップしているので、このまま作業を続けていきたいです」

「明日は僕にとって本当に重要な日になります。いつも通りに自分の最大限の力を発揮したいですし、最終日にはいろいろなことを試して、できる限り自分を向上させていきたいと思います」

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