
【写真】新納慎也が演じる“社畜”主人公・薮隣一郎
BS松竹東急にて、現在毎週水曜23時から放送中のドラマ枠「水曜ドラマ23」が4月よりパワーアップし、毎週金曜22時30分スタートの新設ドラマ枠「金ドラ」へとリニューアルされる。その記念すべき第1作として、4月4日22時30分より、金ドラ『社畜人ヤブー』が放送されることが決定した。
本作は、那智泉見著の同名コミックス(PHP研究所)を実写ドラマ化。サービス残業は当たり前で給料は据え置き。働く社員を会社の歯車としか扱わない生粋のブラック企業である「ウェルブラックコーポレーション」。そんな会社の営業部第2課・課長を務める薮隣一郎は、“残業は会社からのおもてなし”、“クレームはお客様からのラブコール”、“低賃金は控えめな自分へのじらしプレイ”だと超ポジティブにとらえる優秀な社畜人。そんな社畜人・薮の働き方と生き様を通して、「仕事」と「人生」への向き合い方を問うBL(ビジネスラブ)の社畜ファンタジーコメディ作品だ。
「社畜たるもの常に体を張り、その仕事に尽くすべし」。愛社精神100%のビジネスマンである薮の生き方や働き方には、彼自身とは対照的にワークライフバランスを大切にしたい現代の社会人たちにも刺さる言動が要所に散りばめられている。地味でも過酷でも低賃金でも、懸命に働く全社会人に向けて「社畜ライフ」も悪くないと、自分を成長させてくれる準備期間であるという前向きな気持ちにさせてくれる。非現実的だけど、どこか共感できる働き方改革を逆説的に唱えた作品だ。
本作の主人公でスタイリッシュ&クールな社畜人・薮隣一郎を演じるのは新納慎也。名だたる演出家の舞台作品に多数出演し、NHK大河ドラマ『真田丸』『鎌倉殿の13人』、NHK朝ドラ『ブギウギ』での好演が話題となり、現在は朝ドラ『おむすび』に出演するほか、連続ドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』(フジテレビ系)にもレギュラー出演するなど、多くの作品で確固たる存在感を示している俳優だ。
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ドラマ『社畜人ヤブー』は、BS松竹東急にて4月4日より毎週金曜22時30分放送。
※新納慎也、原作者・那智泉見、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■新納慎也(薮隣一郎役)
――本作『社畜人ヤブー』が連続ドラマ初主演作品ということで、改めて今のお気持ちをお聞かせください。
新納慎也の主演ドラマなんて今生ではないと思っていました。脇で自由に演じることが役割だと思っていたので。そんな僕に主演作を用意してくださるなんて、なんて勇気のある企画だろうと恐縮しています。本当にうれしいです。後にも先にも新納慎也主演ドラマなんて今回限りかもしれないので、絶対に観て欲しいです!
――本作の台本をお読みになったご感想をお聞かせください。
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――ドラマ撮影も本格的に始まりましたが、座長として意気込みをお聞かせください。
いや、座長としての自覚も意気込みもないですし、そんなのおこがましいと思ってしまっているのですが、この作品の薮隣一郎の魅力をお届け出来るように精一杯演じます! すでに僕自信が薮さんのファンになっているので。魅力的なキャストと頼れるスタッフ陣が集結しています。ちょっと最近観ない様な素敵なドラマが出来る予感がしていますので、みんなで力を合わせて総合芸術を完成させます!
――最後にドラマの放送を楽しみにしています視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「面白いドラマないかな?」と探す日々だと思います。僕もドラマが大好きなのですが、そんな僕が「あ、このドラマは面白そう!」と思える作品です。ちょっと観たこと無いような作品になると思います。現実的なのか非現実的なのか、その間で生き生きと仕事をするヤブーこと薮隣一郎をきっと皆様も大好きになると思います! そうなるように頑張ります! ぜひお楽しみに! 何より! 新納慎也主演ドラマはこれが最初で最後かもしれないので、絶対に観てください!
■吉廣円花(松竹株式会社 映像企画部)
『社畜人ヤブー』と出会ったときに、薮隣一郎の異様な愛社精神とアブノーマルでスタイリッシュなワークスタイルに衝撃を受けました。薮は「社畜」という普通なら屈辱的にも聞こえる言葉を自称し、そう呼ばれることを“快感”とまで感じている変わり者。撮影現場ではカットがかかるたびに笑い声が響き、間違いなく面白い作品になると確信しています! そんな一方で、「働くとは?」を考える、意外と(?)、深い話にもなっています。多様な働き方がある令和。時代錯誤かもしれませんが、仕事に身を捧げ、“快感”を得られるほど心から楽しんで仕事をする薮の働く姿勢をうらやましく感じる人もいるのではないでしょうか?
■原作者・那智泉見
この度のドラマ化、最初にお話をいただいた際には大変驚きました。次いで嬉しい気持ちが込み上げてきたのですが、あまりのことに、どこか現実感が薄かったのを覚えています。企画が進行するごとに、出版社様、松竹の方々、脚本家様や関わってくださる皆様のことを知り、改めてとても光栄な機会をいただけたのだと実感し、胸が熱くなりました。この作品が皆様の手で、現代の感性や価値観のアップデートを経て視聴者様に届けられる日を、心より楽しみにしております。そして微力ながら私も、最後までお力添えできれば幸いです。さて、真面目な話はこのくらいで…笑ってちょっと元気になれる、そんなドラマ『社畜人ヤブー』をぜひ、楽しんでいただけるとうれしいです!