CLバイエルン戦でもゴールを決めた前田大然 [写真]=Getty Images セルティックに所属する日本代表FW前田大然が現地メディアから高い評価を受けている。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグが現地時間12日に行われ、セルティックはバイエルンと対戦した。45分にミカエル・オリーズに先制点を献上したセルティックは、49分にハリー・ケインにネットを揺らされ2点ビハインドに。79分にCKの流れから前田がヘディングで押し込み1点差に詰め寄ったが、反撃及ばず1−2で敗れた。
この日のゴールにより、今シーズンのCLでの通算得点数を「4」に伸ばした前田。日本人選手がCLの1大会で4得点を挙げたのは史上初であり、イギリスメディア『BBC』によると、セルティックの選手としても元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション氏らを上回る最高記録だという。今シーズンはここまで公式戦通算22ゴールをマーク。直近では4試合で7ゴールと得点量産体制に入っている。
現地メディアからの評価も上々だ。スコットランド紙『デイリーレコード』はチーム内最高評価となる10点満点中「8点」を付けた上で、「攻撃陣に勢いを戻し、バイエルンのコンラート・ライマーを深い位置に留めた。カウンターでは相手チームに大きな脅威を与え、ゴールも決めた」とそのパフォーマンスを称えている。また、『The National』も10点満点中「8点」を付けつつ、バイエルン戦での活躍を次のように分析している。
「彼は今シーズンのセルティックでキャリア最高の調子を保っている。最初は左サイドでプレーしていたが、中央のポジションに移った時により効果的だった。マヌエル・ノイアーに自分の存在を絶えず知らせるかのようにプレーし、ミスを誘発した。ボールをゴールに入れるための角度を見つけられなかったが、その直後にボールをネットに押し込み、点差を半分に縮めた」
なお、ファーストレグを落としたセルティックは、現地時間18日にバイエルンの本拠地『アリアンツ・アレーナ』で行われるセカンドレグにて逆転を目指す。
【ハイライト動画】前田大然が追撃弾も…セルティックはバイエルンに惜敗