佐野優人(KRP三陽工業&RS-ITOH) 2月13日、三陽工業株式会社は、2025年も『KRP三陽工業&RS-ITOH』のチーム名で全日本ロードレース選手権と鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦すると発表した。昨年からライダーラインアップは大きく変わる。
2024年はJSB1000クラスに佐野優人がフル参戦、柳川明がスポット参戦していた。そして鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦した。
10年目の節目を迎える2025年シーズンは新庄雅浩と中村竜也が加入してJSB1000クラスにエントリー。佐野は継続参戦となるが、ST1000クラスに戻る。また、柳川はアドバイザーとして起用されて、若手選手の次世代レジェンド育成にも力を入れていく。
三陽工業とRS-ITOHがタッグを組んだ同チームが使用するマシンは、JSB1000クラスとST1000クラスともにカワサキNinja ZX-10Rだ。監督は伊藤一成氏が引き続き務める。
鈴鹿8耐に起用するライダーについてもアナウンスされており、新庄雅浩、佐野優人、佐野勝人の3名でエントリーする予定だ。
■伊藤一成監督
「いつも応援ありがとうございます。今年は全日本ロードレース選手権では、トップエントラントを目標に、鈴鹿8時間耐久ロードレースではシングルフィニッシュを目標におき、挑みます。現在、Kawasakiバイクを使用してのレースはなかなか厳しい状況が続いております。プライベーターチームとしてはできる事は限られますが、長年続けてきた経験とやる気とチームワークで戦います」
■新庄雅浩
「KRP三陽工業&RS-ITOHのライダーとして、共に戦えること心から嬉しく思い、闘志がゴォーゴォーと燃えています。2025年シーズンは20年間歩んできた私のレース人生の大きなターニングポイントです。引退も視野に入れて戦う覚悟ではありますが、守りに入るのではなくこれまでの集大成として最高の結果を掴むために、迷わず全力で戦います。どうぞよろしくお願いいたします」
■中村竜也
「はじめに、チームの方々、スポンサー様のご支援ご協力をいただき、本当にありがとうございます。私はこれまで、ST600、ST1000にそれぞれ3年間参戦してまいりました。参戦初年度の頃から三陽工業様のチームで走っている諸先輩方の活躍を見ていたので、今回所属させていただきとても光栄です。トップ10に入ることを目標とし、着実に成長した姿をお見せできるように頑張ります」
■佐野優人
「今年もKRP三陽工業&RS-ITOHより参戦できる事をうれしく思います。2024年シーズンはJSB1000クラスを戦いましたが、今年はST1000クラスで表彰台を目指します。まだまだやるべきことはたくさんあると感じ、自らの意思で“ST1000クラスに戻らせて欲しい”とチームにお願いし、本年戦わせていただけることになりました。今年こそ、表彰台を獲得できるよう頑張っていきたいと思います」
■佐野勝人
「今年もKRP三陽工業&RS-ITOHより鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する事ができ、とても光栄です。去年に引き続き、目標はTOP 10 TRIALに進出する事と、TOP10でゴールする事です。8耐までにもっと自分自身成長できるよう、日々トレーニングに励み、8耐に臨みたいと思います。皆様、応援よろしくお願い致します」
■柳川明(アドバイザー)
「1991年に全日本ロードレース選手権への参戦を始め、気が付けば35回目のシーズンとなりました。これまでの道のりは決して順風満帆ではなく、苦い経験も多くありましたが、それらが私を成長させ、支えとなっています。今シーズンはライダーとしてではありませんが、これまでの経験を活かし、チームとライダーの成長に全力を尽くしてまいります。ファンの皆さまの期待に応えるべく、日々進化するチームをどうぞ応援してください」
■三陽工業:井上直之代表取締役
「三陽工業が初めてロードレースの世界に関わったのが2016年の鈴鹿8時間耐久ロードレース。それから今年でちょうど10年目になります。RS-ITOHとKawasakiと共に、アクセル全開で走って来ました。この10年でロードレースの世界も大きな変化をしています。そして、私達がKawasakiのマシンを走らせる責任が年々重たくなっていると感じています。Kawasakiのマシンを走らせる責任感と当事者意識を持ちながら、10年目を迎える今年もチームと共に走り切っていきます!」
■チーム概要
チーム監督:伊藤一成
アドバイザー:柳川明
マシン:Ninja ZX-10R
<全日本ロードレース選手権ライダー>
JSB1000クラス:新庄雅浩、中村竜也
ST1000クラス :佐野優人
<鈴鹿8時間耐久ロードレースライダー>
新庄雅浩、佐野優人、佐野勝人