2025年のラマダンはWEC開幕戦『カタール1812km』の決勝日と同じ2月28日夜に始まる 2月12日、WEC世界耐久選手権の2025年シーズン開幕戦『カタール1812km』のスタート時刻が変更されることが明らかになった。
カタールのルサイル・インターナショナル・サーキットでWECのシーズン・オープニング・イベントが行われるのは、初開催となった昨季2024年から2年連続。今年ふたたび開幕戦の舞台となる同地では2月28日金曜の正午に決勝レースがスタートする予定だったが、これが2時間繰り下げられることとなった。
この決定により開幕戦カタールのスタート時刻は14時となり、ルールに定められた最大10時間のリミットを満たした場合、24時まで続くこととなる。日本時間ではスタートが20時、フィニッシュ予定は翌朝6時だ。
このスケジュール変更は“断食月”とも呼ばれるラマダンが影響している。
WECが水曜日に発表した声明には、「文化的および宗教的な配慮から、ラマダンの開始に関連するレースのタイミングを考慮し、『カタール1812km』のレーススタート時間を調整することを決定した」と記されている。
昨年、この中東のサーキットで行われたシーズン第1戦は現地11時にスタートしたが、イスラム教の宗教的祝日の期間中ではなかった。一方、今年のラマダンは開幕戦の決勝日と同じ2月28日の夜に始まり3月29日に終了する。