GTPクラス走行初日にトップタイムを記録した6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ) 2025IMSAセブリングテスト 2月12日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の公式テスト2日目の走行が行われた。この日はGTP、LMP2、GTDプロ、GTDという全4クラスが参加する3セッションが設けられ、総合トップタイムはポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963が記録している。
■注目されたふたりの走行はなし
1月末に開幕戦デイトナ24時間を終えたIMSAは、同じフロリダ州で、3月に第2戦の12時間レースが開催されるセブリングへと移動。3日間の公式テストが開催されている。
GTカテゴリーのみの走行だった1日目を終え、2日目は全4クラスの車両が参加可能に。日本の太田格之進も、LMP2クラスのEraモータースポーツの18号車オレカ07・ギブソンをドライブし、LMP2でのIMSA公式セッションデビューを飾った。
総合首位に立ったのは午前のセッションでトップにつけた6号車ポルシェのマシュー・ジャミネで、ベストタイムは1分48秒465。午後のセッションにおけるペースセッターとなったアキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング60号車アキュラARX-06のスコット・ディクソンを、0.592秒上回った。
3番手はアクション・エクスプレス・レーシングの31号車キャデラックVシリーズ.Rのジャック・エイトケンというトップ3になっている。
エントリーリスト公開時に注目されたポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのスコット・マクラフランとジョセフ・ニューガーデンは、この日は走行しなかった。
LMP2では、トム・ディルマンのインターユーロポール・コンペティション43号車オレカが、午後のセッションで1分50秒065を記録してクラス首位に。
そのセッションでは、デビッド・ハイネマイヤー・ハンソンの18号車オレカがアクシデントに見舞われたものの、2時間設けられた最終の夜間セッションでは、再びコースに復帰している。
夜間セッションは、残り3分を切ったところで、ターン15でライリーの74号車オレカをドライブするフェリペ・フラガが事故を起こして終了した。
2日間のテストを終えた時点で、GT車両での最速はGTDクラスのコルトフ・コンペティション・モーターズ32号車メルセデスAMG GT3 Evoのマキシミリアン・ゲーツが記録。
GTDプロの最速は、この日午後のセッションでポール・ミラー・レーシングの48号車BMW M4 GT3 Evoのイェッセ・クローンがマークした2分02秒237となっている。
太田は18号車で午前中に17周、午後に10周、夜に32周と合計59ラップを周回し、1分51秒981という自己ベストタイムを残している。
テスト最終日の13日(木)は、GTPとLMP2の2クラスのみが参加する2セッションが行われる。