小雪舞う不安定な天候のなか岡山でスーパーGTのメーカーテストが行われる。13日は23号車Zが最速

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2025年02月13日 18:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーGT岡山メーカーテスト NISMOの23号車ニッサンZニスモGT500
 2月13日、岡山県の岡山国際サーキットで、8台のGT500車両が参加しスーパーGTのメーカーテストが行われた。今シーズン国内で最初のメーカーテストだったものの、前日の降雪に続き、この日も午前は不安定な天候となったが、午後はドライに。厳しい冷え込みのなか各車が精力的に周回を重ねた。

 2月12日に予定されていた走行初日は、降雪とウエットのためキャンセルとなった岡山国際サーキットでのスーパーGTメーカーテスト。明けた2日目も、走行1時間ほど前に雪が降るなど朝はスッキリとしない天候となった。走行開始時は晴れ間が出たものの、コースコンディションはウエット。10時から12時まで行われたセッション1は、気温も低く終盤までなかなか路面は乾かず、終了間際にスリックを入れたチームがあったものの、残り15分ほどで細かな雹が舞うなど、難しいコンディションとなった。

 今回参加した8台は、ホンダ・シビック・タイプR-GTが99号車の開発車両を含めた4台。開発車両はこの日は山本尚貴が乗り込み、その他の3台は今季のレギュラードライバーが乗車。Astemo REAL RACINGからGT500デビューが決まっている小出峻もドライブしている。ARTAの8号車には、野尻智紀と松下信治に加え、16号車の大津弘樹と佐藤蓮も加わっている。

 GRスープラGT勢は、TGR TEAM au TOM’S、TGR TEAM KeePer CERUMO、TGR TEAM SARDの3台が走行。カラーリングは前年のままだが、TOM’Sは今季つけるカーナンバー1で走行。またSARDの39号車にはサッシャ・フェネストラズの名が入れられている。ニッサンZニスモGT500の23号車も昨年同様のカラーリングだが、こちらも高星の名前が入っており、この時季ならではのものと言えるだろう。

 そんな午前のセッション1は赤旗中断なく進んだが、終盤にスリックを入れ1分22秒179を記録したのは、この日は大湯都史樹がひとりで走行したTGR TEAM KeePer CERUMOの38号車GRスープラGT。2番手には千代勝正と高星明誠がドライブしたNISMOの23号車ニッサンZニスモGT500がつけ、関口雄飛とともにフェネストラズも乗り込んだTGR TEAM SARDの39号車GRスープラが3番手となった。

 午後のセッション2までの間に、サーキットには晴れ間がのぞき気温が上がったものの、開始直前にはふたたび雹が降り出すなど、コンディションは不安定なまま。13時30分にスタートする予定だったセッション2は、コース上の液体処理のために10分ディレイで始まった。

 走行開始からしばらくすると、雲もなくなり完全なドライコンディションで走行が進められることに。途中、開始から30分過ぎにはコース清掃のため、また1時間40分過ぎにはHRC開発車両の99号車シビック・タイプR-GTがヘアピンでグラベルにストップ。車両回収のため二度の赤旗が出されている。

 午後のセッション2は16時10分まで行われたが、コンディションが好転したことによりタイムも大幅に上昇。NISMOの23号車ニッサンZニスモGT500が1分16秒446までタイムを伸ばしトップタイムに。TGR TEAM au TOM'S、TGR TEAM KeePer CERUMOと続いた。ただ、メニューも異なるほかベストタイムを記録したタイミングも異なり、一概に評価はできないだろう。

 テスト1日目が雪によりキャンセルされた今回のメーカーテストだが、もともとタイヤメーカーが2月14日を貸し切りにしており、1台が走行する予定が入っていた。そのため、Astemo REAL RACINGをのぞく7台が居残りで14日に走行することになった。なお、当初から貸し切りの予定であったことから14日のサーキットはクローズドとなっており、観覧はできないのでご注意を。

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