今回参加した8台は、ホンダ・シビック・タイプR-GTが99号車の開発車両を含めた4台。開発車両はこの日は山本尚貴が乗り込み、その他の3台は今季のレギュラードライバーが乗車。Astemo REAL RACINGからGT500デビューが決まっている小出峻もドライブしている。ARTAの8号車には、野尻智紀と松下信治に加え、16号車の大津弘樹と佐藤蓮も加わっている。
GRスープラGT勢は、TGR TEAM au TOM’S、TGR TEAM KeePer CERUMO、TGR TEAM SARDの3台が走行。カラーリングは前年のままだが、TOM’Sは今季つけるカーナンバー1で走行。またSARDの39号車にはサッシャ・フェネストラズの名が入れられている。ニッサンZニスモGT500の23号車も昨年同様のカラーリングだが、こちらも高星の名前が入っており、この時季ならではのものと言えるだろう。
そんな午前のセッション1は赤旗中断なく進んだが、終盤にスリックを入れ1分22秒179を記録したのは、この日は大湯都史樹がひとりで走行したTGR TEAM KeePer CERUMOの38号車GRスープラGT。2番手には千代勝正と高星明誠がドライブしたNISMOの23号車ニッサンZニスモGT500がつけ、関口雄飛とともにフェネストラズも乗り込んだTGR TEAM SARDの39号車GRスープラが3番手となった。
午後のセッション2は16時10分まで行われたが、コンディションが好転したことによりタイムも大幅に上昇。NISMOの23号車ニッサンZニスモGT500が1分16秒446までタイムを伸ばしトップタイムに。TGR TEAM au TOM'S、TGR TEAM KeePer CERUMOと続いた。ただ、メニューも異なるほかベストタイムを記録したタイミングも異なり、一概に評価はできないだろう。
テスト1日目が雪によりキャンセルされた今回のメーカーテストだが、もともとタイヤメーカーが2月14日を貸し切りにしており、1台が走行する予定が入っていた。そのため、Astemo REAL RACINGをのぞく7台が居残りで14日に走行することになった。なお、当初から貸し切りの予定であったことから14日のサーキットはクローズドとなっており、観覧はできないのでご注意を。