
【ベルリン時事】第75回ベルリン国際映画祭が13日、始まった。コンペティション部門では、米国のリチャード・リンクレイター監督や韓国のホン・サンス監督らの19作品が最高賞の金熊賞を競う。日本からは、他の部門に横浜聡子監督「海辺へ行く道」、藤原稔三監督の「ミックスモダン」などが出品された。
開幕上映作品は、ドイツのトム・ティクバ監督が、ベルリンで暮らす中流家庭とシリア出身の家政婦との関わりを描いたドラマ「ダス・リヒト(光)」。難民や生活の不安定さがテーマとなっており、会期最終日の23日に総選挙が実施されるドイツの世相を反映した。映画祭は期間中に200作品以上が上映され、授賞式は22日に行われる。