
【写真】ゲイリー・オールドマンがハメられ堕ちる! 『蜘蛛女』フォトギャラリー
先日開催された「未体験ゾーンの映画たち2025」で上映され、男を追い詰め罠にハメる悪女の姿が話題を呼んだ『蜘蛛女』『冷たい月を抱く女』が、初ブルーレイ化。
『蜘蛛女』(1994)は、NYの汚職刑事が女マフィアに破滅へと導かれていく姿を描くノワールサスペンス。レナ・オリン扮する女マフィアの冷酷ぶりと、彼女に魅入られ取り込まれてしまった、オスカー俳優ゲイリー・オールドマン( 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 )が演じる汚職刑事の悲惨ぶりは見もの。2人の死闘の行く末に目が離せない。原題の『Romeo Is Bleeding』はトム・ウェイツの楽曲(「血だらけのロミオ」)から取られたことでも知られる本作には、アナベラ・シオラ、ジュリエット・ルイス、ロイ・シャイダーら豪華実力派スターも集結している。なお今回、映像特典として、ピーター・メダック監督のインタビューも初収録。
『冷たい月を抱く女』(1993)は、3月28公開の『ベイビーガール』にて第81回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞を獲得したニコール・キッドマンが主演を務め、26歳のときに公開されたサスペンス。大学で起こる連続暴行殺人を背景に、二転三転するストーリー(脚本は『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキン)に加え、キッドマンが白く透き通る美しい素肌を晒し、体当たりで挑んだセクシーシーンも要注目だ。音楽を手掛けたのは巨匠ジェリー・ゴールドスミス(『オーメン』『氷の微笑』)。登場人物の心情とシンクロし、クライマックスを盛り上げていく旋律はさすがのひと言。本作のソフト化はこれまでVHSのみで、長らく未DVD化だったため、今回の初ブルーレイ化はまさに映画ファン待望と言える。
2作品ともに、従来の「ソフト版」吹替えに加えて「TV版吹替え」を初収録。『蜘蛛女』では、安原義人(ソフト版)と山寺宏一(TV版)それぞれのゲイリー・オールドマン役を楽しむことが可能に。『冷たい月を抱く女』は、ソフト版・TV版ともに故・田中敦子さんがニコール・キッドマンの吹替を担当。田中さんの持ち役として知られるキッドマンを初めて担当した記念碑的作品でもある。
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