限定公開( 1 )
まるで「こんがり焼けたパン」みたいな生き物の写真が投稿され、そのユニークなビジュアルがX(Twitter)で注目を集めています。記事執筆時点で約8万5000件の“いいね”、397万回以上の表字数を記録。
●色と形がまるでコッペパンなカニさん
投稿したのは、さまざまな生き物を観察し、その写真を公開している「しゅーさん」さん。話題のカニは、沖縄県浦添市の自然海岸「カーミージー」で観察されました。地元では海の生き物の観察会も実施されている場所です。
そんな貴重な自然が残る海岸で見つかったのは、焼いたパンのようなきつね色の甲羅を持つカニ。目のある正面から見ると形も相まってまるでコッペパンのようです。
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こちらは「ハバヒロマンジュウガニ」という種類のカニのようで、パンのような色味は個体差だと思われます。また有毒かどうかは不明ですが、近縁種の「スベスベマンジュウガニ」は毒成分を保有しています。ある意味でおいしそうな見た目のハバヒロマンジュウガニですが、有毒の可能性もあり危険なので間違っても食べないようにしましょう。
●「とてもキレイ」「かわいい」と笑顔になる声
「こんがり焼けたパンみたいなカニ!」と投稿されたXでは、「かわいい」「甲羅はパンでハサミは宝石みたい」「天然でこの色!」「脚の紫がとてもキレイですね〜」など、その不思議な見た目に魅了される声が多く上がっています。
ちなみにカーミージーがある浦添西海岸は、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の移設に伴う埋め立てが予定されていますが、カーミージーの生態系に与える影響を危惧する声も上がっています。今回のカニのような多様な生物がすむ場所であり、実際にほかにもクマノミやウミウシなどが観察できたとのこと。投稿者さんは「こんな面白い生き物が見られるのも生物多様性のおかげ」として、「お互い(人間と生き物)がうまく共存できるありかたを切に願うばかりです」とコメントしています。
画像提供:しゅーさん(@h2c2o4_2h2o)さん
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