フォトエッセイ『透明を満たす』を発売した渡邊渚【撮影/谷脇貢史】 (C)ORICON NewS inc. 渡邊渚が17日、自身のインスタグラムを更新。フォトエッセイ『透明を満たす』に込めた思いを記した。
【写真】渡邊渚、フォトエッセイに込めた思いを記す 渡邊は「#透明を満たすを読んで感想をくださった皆さん、ありがとうございます。ちょうど一年前の今頃は、まだ体力もなく、私はなぜ生きているんだろうと自問自答していました。当時の日記を見ると、「時々楽しくて幸せなことがあっても、その幸せの痛み止め効果はあっという間になくなってしまう」とベッドの上で書き残していました。そんな真っ暗な日々の中で考えていたことや感じていたことを『透明を満たす』に綴りました」と紹介。
各賞についても触れ「第1章はこれまでの人生や会社員時代、PTSDや治療などについて。現実が辛すぎて息をしているのも耐えられず、自分で自分を傷つけた日についても書きました。自分の身体がどんどんボロボロになって、心も頭も元々こんな人間じゃなかったのに、と何度も思って、悔しくて悔しくて何度も泣きました。書くのは容易ではなかったですが、これを残すことがほんの少しでも誰かの何かを変えたり考えたりするきっかけになれば、私も病気になった甲斐があるかもしれません」と記した。
さらに「第2章は、今と、これから。救われた言葉、心の声、女性としての悩みや、辞めるということなど、さまざまなテーマで書きました。「夢を持つことーたとえ持っていなくても」のテーマは短いですが、個人的には思い入れのある文章です。“トラウマがあるから、PTSDだから、一生日陰を生きていかなきゃいけない”なんて前例を作りたくないと改めて強く思っています。私はこの本にまっすぐ嘘偽りなく向き合い、書きました。透明を満たすというタイトルに込めた思いが届いたら嬉しいです。※文章はすべて自分で書きました」と締めくくった。