26日発売の『anan』(マガジンハウス)で表紙を飾る加藤シゲアキ 3人組グループ・NEWSの加藤シゲアキが、26日発売の『anan』(マガジンハウス)の表紙にソロ初登場を果たす。
【画像】加藤シゲアキの最新小説『ミアキス・シンフォニー』 「アイドルで作家」というだけでなく、近年、俳優、映画監督、音楽フェスのファシリテーターなどその活動のフィールドをさらに広げている加藤。Xのヘッダーにかかれている「およそ8人いる加藤シゲアキ」という言葉があながち嘘には思えない。巻頭では、そんな表現者・加藤本人にフォーカス。加藤を撮ったのは、「MIRRORLIAR FILMS in東海市」でも監督と撮影者としてタッグを組む末長真氏。数々の映画のスチールを撮影してきた末長氏が「加藤シゲアキ」という物語を読み解いて、堂々とした王者のような姿から、内面の優しさ、色気を表現したカットまで、多彩な魅力を切り取った。
加藤が4つの章立てて語ったロングインタビューも。アイドルとして、作家として、クリエイターとして…。それぞれの立場から語るのは、人前に立ち続けている理由や、グループの中でのふるまい方、そして、ものを作ることで昇華されていく思い。そのすべての根底には、新刊にも通じる愛がある。大人の成長期ともいえる、この年月の間の変化についてのお話は必読だ。
「僕は20年以上グループで活動してきて、時に怒り、時に理解しようと努め、時に背中を押し、みたいなことをずっとやってきたんです。(中略)そんなことばっかりやってきたなかでフロム(の『愛するということ』)を読んで、やっぱり自分は間違ってなかったんだと思ったんです」(本誌より)
同日発売される加藤の最新小説『ミアキス・シンフォニー』発売記念スペシャルとして、作品がよりわかる、徹底ガイドも掲載。2018年4月〜2022年6月まで『anan』にて全16回不定期連載され、2023年から2024年にかけ構成を含め、大幅に改稿された“愛の物語”となっている。ミアキスとは、犬と猫の祖先といわれている動物。生物がミアキスからさまざまに進化し分岐していくように、多様な登場人物たちが現れる。
どの街にもありそうな大学や日本料理店を舞台に、ひとつの場面をさまざまな視点からたどっていくうちに交錯していく登場人物たち。それぞれが奏でる物語はやがて中心人物のもとに集い、壮大なシンフォニーとして立ち現れることに。“愛する”ということについて、あらためて思いを深める物語に仕上がった。連載媒体だからこそできる、作品がより楽しめる特集となっている。
バックカバーでは、ヒグチユウコ氏による『ミアキス・シンフォニー』装画の原画を特別公開。その絵を受け取ったとき、「やすやすと期待を超えていただき、しばし放心した」という加藤。本人たっての願いで『せかいいちのねこ』などの絵本や魅力的な作品の数々で、世界中にファンを持つ画家のヒグチ氏に装画を依頼しました。猫と犬の共通祖先といわれる「ミアキス」と生命のつながりを感じる植物たち…。細部にいたるまで堪能したい名画となっている。
特集の作品解説では、山口つばさ氏が主要キャラクターを描き下ろし。こちらも、加藤が「キャラクター紹介に絵を添えるなら、山口つばささんに!」と願ったことから生まれたスペシャルコラボレーションが実現。漫画『ブルーピリオド』で人気を博している山口氏の描く主要キャラクターは今にも語りだしそうなリアリティと、一瞬で目をとらえる存在感がある。
「つながる世界2025」特集となる今号では、いまの時代における“つながり“を考察。“好き“でつながるママタルトの大鶴肥満×真空ジェシカのガク、井上咲楽×甲斐みのり、林遣都×段田安則×浅野和之が共通の“好き“を通じてそれぞれの独自のつながりを語るほか、いまや世界で人気の西野亮廣、中島美嘉が海外で成功するためのヒントを披露。身近なつながりから、スケール感あるつながりまで、幅広く紹介する。
さらにCLOSE UPにはアジアツアーを終え、ドラマ『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』で注目される、なにわ男子の藤原丈一郎、Travis Japanカレンダーへの道には、吉澤閑也が登場。短期集中連載「timelesz PROJECT -AUDITION- DOCUMENTARY」はファイナル審査のレポを掲載する。