2024年F1アブダビテスト ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー) ステークF1チーム・キック・ザウバーは、チームの公式YouTubeチャンネルで、2025年型F1マシン『C45』のエンジンを始動させた様子を公開した。
キック・ザウバーは2024年、マシンのアップデートをなかなか結果に反映できず、入賞はカタールGPでの1回という非常に苦しいシーズンを過ごした。2025年はドライバーラインアップを一新し、ハースから移籍してきたベテランのニコ・ヒュルケンベルグと、2024年のFIA F2チャンピオンである新人ガブリエル・ボルトレートを起用する。
チームの体制も、2026年のアウディの正式なF1参戦に向けて変わりつつあり、ザウバー・モータースポーツAGのチーフオペレーティングオフィサー(COO)及びチーフテクニカルオフィサー(CTO)にはフェラーリの元チーム代表であるマッティア・ビノットが就任した。さらにフェラーリからは、スポーティングディレクターとして元レースストラテジストのイグナシオ・ルエダも加入。2024年シーズンまで同職を務めたベアト・ツェンダーは、シグネチャープログラムおよびオペレーション担当ディレクターという新しい役職に就くことになる。
また2025年シーズン開幕後には、レッドブルでスポーティングディレクターを務めていたジョナサン・ウィートリーがチーム代表としてキック・ザウバーに合流する。ウィートリーは現在ガーデニング休暇中だが、レッドブルが早期退団を認めたため、当初の予定よりも早くチームに加わるということだ。
今回チームが公開した動画では、大勢のスタッフの前でC45のエンジンを始動させ、その後拍手が起こる様子が収められている。
キック・ザウバーはこの後、2月18日(日本時間19日)に行われるF1のシーズン開幕前の合同ローンチイベントにおいてC45のカラーリングを発表する予定だ。また、このイベントで用いられるショーカーを、オークションに出品することも明らかにしている。
■FIRE UP 2025 | Stake F1 Team KICK Sauber