2025スーパーフォーミュラ鈴鹿公式テスト 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2月18日、三重県の鈴鹿サーキットで2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テスト初日が行われた。晴天のドライ路面で行われた午後のセッション2は三回の赤旗中断を挟みながら、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が全体最速タイムを記録し、初日を締めている。
セッション2が始まると、続々とマシンがスリックタイヤを装着しコースイン。各マシンが徐々にペースを上げていくなか、まずは野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分37秒751を記録してトップタイムを記録した。続いてサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分37秒774で2番手、小出峻(San-Ei Gen with B-Max)が1分37秒981というタイムを刻んでいく。
17分経過時点では、連続ラップを続けていた岩佐歩夢(TEAM MUGEN)も1分37秒522を記録して全体トップタイムをマーク。TEAM MUGENがワン・ツー体制を築いた。しかし、同じく連続ラップを続けていたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分37秒378を記録して岩佐を上回る。そしてセッション1終盤にコースアウトを喫した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)だが、セッション2ではこの時点でのトップタイムとなる1分37秒239をマークする。
10分後にマシンが回収されセッション再開。そこで1分36秒851の2番手タイムをマークしたのは佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)だった。さらに、セクター2から4まで全体ベストをマークした小林可夢偉(Kids com Team KCMG)が1分36秒566を記録して佐藤を上回る。続いて岩佐、野尻、ザック・オサリバン(KONDO RACING)も一番時計こそ掴めなかったものの、1分36秒台へ入れていくドライバーが続々と出始める。1時間5分経過時点では、牧野が全セクター自己ベストを刻み、1分36秒525で全体ベストを記録した。
セッションが再開されると、残り時間は10分ほどであることから坪井をはじめとする数台がニュータイヤを装着してコースイン。実戦さながらのアタックシミュレーションを繰り広げ、セクター3で全体ベストを記録した牧野が1分36秒116でトップタイムを記録すると、三宅が1分36秒396で3番手に入る。一方で、セクター2まで自己ベストで走っていた小林可夢偉(Kids com Team KCMG)がセクター3のスプーンカーブでスピンを喫してしまい、タイム更新は叶わなかった。