ハースの2025年型マシン『VF-25』:トヨタ/GRのロゴがリヤウイングに入ったホワイト&ブラックのリバリー

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2025年02月19日 06:20  AUTOSPORT web

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F1 75 LIVEで発表されたハースF1チームの2025年マシン『VF-25』
 F1が75周年を記念して、2025年に全チームが参加するローンチイベント『F1 75 Live』を開催、マネーグラム・ハースF1チームは、2025年型マシン『VF-25』のカラーリングを披露した。

『F1 75 Live』には小松礼雄代表とともに、新ドライバーペアのエステバン・オコンとフェラーリ傘下のルーキー、オリバー・ベアマンが登場、『VF-25』の正式リバリーを発表した。今回、チームごとにマシンを披露する演出が異なるなか、ハースはスモークの中からまずはマシンが登場する演出でスタート。そのマシンの姿をじっくり見せてから、ステージ前方で3人がマシンの前に現れるというかたちで会場を盛り上げた。

 2016年にF1にデビューしたハースにとって、2025年は10周年の節目に当たる。小松代表は「あっという間の10年でした。2016年のことを昨日のことのように覚えています。たくさんの浮き沈みを経験しましたが、私たちは大きな家族であり、この旅を本当に楽しんでいます」とコメントした。

 2025年については小松代表は次のように述べている。「あらゆる面で改善されます。自分たちが戦えるということは証明しました。一年を通して、マシンのパフォーマンスを向上させていくことができます。新しいドライバーラインアップで、同じだけの進化をさらに遂げることができると期待しています。ともに成長し、大きな成果を上げることを楽しみにしています」

 ハースF1チームは、『F1 75 Live』を前にした2日16日、イギリス・シルバーストンで、『VF-25』のシェイクダウンを非公開で実施。チームは情報を一切公開しなかったものの、部外者が撮影した画像と動画がソーシャルメディアに流出、オコンが走行していたことが判明した。

 この時のマシンのカラーリングは、昨年と同じブラック、ホワイト、レッドの組み合わせでありながら、昨年型に比べてホワイトの割合が大幅に拡大されたものだった。『F1 75 Live』で正式に披露されたカラーリングは、これと類似したものに見える。昨年10月に技術提携を発表したしたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)のロゴは、VF-24と同様に、リヤウイングに目立つ形で配置されている。その他にも新スポンサーの企業名のロゴが入っていることが確認できた。

■変革がさらなる向上を生むか。優秀な新ドライバーペアにも期待

 昨年は序盤にチーム代表がギュンター・シュタイナーから小松礼雄に変更になり、新たにテクニカルディレクターにアンドレア・デ・ゾルド、パフォーマンスディレクターにダミアン・ブレイショーが就任。こうして迎えた2024年シーズンにはパフォーマンスが大幅に向上し、前年のコンストラクターズ選手権最下位から、7位に大きく飛躍した。

 10月にはTGRとの技術提携を発表、このパートナーシップは今後ハースの向上のための大きな助けになると期待されている。

 ハースは、今年1月にはレースチーム体制の変更を発表。上昇を目指して、積極的な取り組みを続けている。

 2025年にはドライバーラインアップを一新。ベテランのニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンのペアに代わって、2016年にF1参戦をスタートした28歳のオコンと、フェラーリ育成出身のベアマンがハースに加入した。優勝経験があるオコンの実力はすでに証明済み。さらに19歳のベアマンは、昨年スポット参戦した3戦のうち2戦で入賞し、ポテンシャルの高さを示しており、今シーズンのさらなる成長が期待される。

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