マクラーレンの2025年型マシン『MCL39』のカラーリング 2月18日(日本時間19日)、ロンドンのO2アリーナでF1のシーズン開幕前イベント『F1 75』が開催され、マクラーレン・レーシングが2025年型マシン『MCL39』を発表した。
『F1 75』は、2025年シーズンの開幕前に全チームが参加する合同ローンチイベント。全チームが開幕前に一堂に会するのはこれが初めてのことで、各チームはこのイベントで2025年型マシンのカラーリングを公開することになっている。
マクラーレンは、2月13日にイギリスのシルバーストン・サーキットでMCL39を走らせた。その際に公開されたMCL39はマシンの詳細を隠すためにカモフラージュカラーが使用されていたが、今回お披露目されたものが正式カラーリングだ。パパイヤカラーを継続し、スポンサーである『DELL』カラーのブルーが一部にあしらわれている。
カラーリング発表の際には、タイトルを獲得したマクラーレンの歴代のマシンが映し出され、ステージ上にも実際に数台のマシンが展示された。ステージにはコンストラクターズタイトルのトロフィーも置かれ、チーム代表のアンドレア・ステラ、マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウン、ドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが登場。ノリスはMCL39について、「ひとつにまとまっている」と好感触であることを明かした。
2025年もマクラーレンはノリスとピアストリのペアで戦っていくことになる。2024年にはノリス、ピアストリともにキャリア初優勝を記録し、ノリスはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とドライバーズ選手権争いを繰り広げた。タイトルには届かなかったノリスだが、最終的に4勝を挙げ、ピアストリも2勝したことで、マクラーレンはレッドブルを逆転し26年ぶりにコンストラクターズタイトルを獲得した。
シルバーストンでの走行後には、ブラウンが2025年は両方の選手権でタイトルを獲得することを目指しているとコメントしている。現行の技術規則で争われる最後のシーズンとなる2025年、ドライバーズタイトルにどこまで挑めるだろうか。