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《何ひとつ成果のなかった石破訪米》
《日本の恥》
《名前ですら呼ばれない首相》
これらは2月8日、トランプ大統領と初の首脳会談を行った石破首相に対する報道だ。
避けられた“最大の懸念”
「安倍昭恵氏と会食するなどの時間がありながらも無視され続けてきた石破さんがようやく首脳会談にこぎつけた。日本から米国への投資額を1兆ドル(約151兆円)に引き上げる考えを表明するなど、米国へ“媚びへつらった”姿勢を示したものの、トランプ氏からの評価は微妙。石破首相がトランプ氏から送られたメッセージに名前が書いておらず『あなたは偉大な首相になるでしょう!幸運を祈ります!』と添えられた記念写真には『Mr.PM』(総理大臣)と記しており、名前も覚えてもらっていないのでは?とSNS上で臆測を呼びました」(全国紙記者)
他にも石破首相がトランプ大統領と議論しなかったことを国会で明かしたことで「石破構文も通じず」などと揶揄するメディアも。訪米成果について酷評を受ける石破首相。一方で評価する声もある。ある政治ジャーナリストは、
「石破さんは良くも悪くもすべてが顔に出る人。会談後の上機嫌ぶりを見れば成果を上げたと自身が感じられたことがわかる。また、最大の懸念材料だった関税問題も避けられた。これは一定の成果を上げたと評価しても良いでしょう。何より石破さんはトランプ氏から“非常に強い男”と評され“組める相手”と印象づけたことは今後の日米関係において大きな強みとなる。今までは軽く扱われていた印象でしたが、それを覆しただけでも会談した意味はあった」
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と、評価する一方でこんな心配も。
唯一「自分を出せた場面」は
「“土下座外交”といわれているように、石破さん本来のカラーを出さずにトランプ氏から評価された点でしょうか。トランプ氏の言うことに迎合する形しか示さず、聞かれてもいない対米投資を提案したりと、まるでスネ夫がジャイアンに媚びているようでした。
それでも軍事オタクである石破さんは無人機の共同開発の話などを説明し、トランプ氏が身を乗り出して聞く場面もあった。日本側が装備品購入や共同開発をすれば、対日貿易の赤字解消につながるというのは、アメリカ側に迎合しすぎですが。それでも今回、唯一、石破さんが自分を出せた場面だったのでは」(同・政治ジャーナリスト、以下同)
今回の日米首脳会談がもたらした影響はあるのだろうか。
「まだ初回なのでなんとも言えませんが、少なくとも日本が無視されたり軽視されるということはなくなった。
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社交性の低い石破さんなりに頑張ったので、次回からは徐々に自分のカラーを打ち出してそれでもなお“組める相手”と思わせることが第一条件ではないでしょうか」
“ぼっち外交”からは脱却したようだ。